2009.05.01
今日の私の担当授業は「工業英語」でした。化学の学校で英語!?なんて思われる方も多いと思うのですが、実は化学やバイオの最新の情報を得ようとすると、必ず英語の文献を読まなければいけなくなります。また、もっと細かいところで言うと、実験で使う分析機器の操作パネルのほとんどが英語もしくはその略語で書かれています。ですから、文献を読まないまでも、そうした機器などに使われている単語一つ覚えることが、分析機器を自由に扱えるようになる一つのポイントでもあるのです。
そうは言うものの、第1回目の授業で「英語が嫌いな人は?」との問いに、半分以上の学生の挙手が・・・(TT) 私もさすがに肩をがっくり落としてしまいました。それを受け、「中学校から少なくとも高校まで6年間かけて嫌いになったものをなかなか急に好きになるのは難しいですが、大嫌いを嫌いに、嫌いをちょっとましに、普通を好きに、好きを大好きになれるような授業をしたいです!」と学生に伝えましたが、学生のアンケートには「今まで英語を避けてきたけれど、気持ちを入れ替えて頑張ってみます!」とか、「英語は嫌いだけど分かるようになりたい!」という心強いメッセージをもらい、勇気づけられたのでした。
さてさてで昨日の日記ではシトラス先生が昼休みの学生の様子についてご紹介がありましたが、今日は放課後の生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の教室の様子をご紹介しましょう!今日の彼らの実験は基礎化学実験でした。基礎化学実験では、実験を行ったことのない学生でもすんなりと実験に入れるように、ガラス器具などの取り扱い方法から始まり、オーソドックスな分析化学実験や医薬品の合成実験、微生物の検査など、多種多様な実験を通して基礎的な実験のスキルを身につけます。
ちょうど私が教室にお邪魔した時は、実験が終わった学生が実験棟からぞくぞくと教室に戻ってきているところでした。また教室の中央付近では、本日の実験のまとめを行っている学生がいました。今日の彼らの実験は食用色素の分析だったようです。実験が終わった後はレポートの提出がありますので、本校ではこうして班内で結果をまとめ、考察や課題に取り組んでいる学生の姿が放課後はよく見受けられます。実験結果をまとめ、報告するまでが実験であることをこうして体得していくのです。レポート提出日は長期休暇のゴールデンウィーク明け。立派なレポートが提出されることを期待してるぞ!ふっふっふ♪
※明日から本校もゴールデンウィークに入りますので、次の更新は5月7日(木)となります。
お楽しみに~☆ Have a nice golden week!
byすくろーす