2009.05.12
今日は授業の模様をお伝えします。本校の授業は主に、1)学年ごと合同の基礎教科の授業と2)各学年・学科ごとの専門教科の授業の二種類に大別されます。
・全員の起こす「奇跡」
まず一時間目。ボヤッキー先生の授業にお邪魔しました。基礎教科であるこの授業は、一年生全学科合同で行われ、分析化学の基礎の基礎から徹底的に鍛えられていきます。日本1億2千万人の中から集まった一年生全員の真剣な眼差しが、意識が、そして大きな希望がこの大教室の黒板一点に集中していくこの風景は、まさに「奇跡」と表現してもよいのでは?と、感動しながらシャッターを切っていました。この全員の視線と注意を一身に受けて、ボヤッキー先生も真剣そのもの。全力でそれに応えて指導されていました。本校の教員たちはみんな元気イッパイ、学生全員相手の真剣勝負にも負けません!
本校では、実験以外でも、このような真剣勝負が毎日繰り広げられています。
・それぞれの「夢」、そして。
そして本日最終の授業(四時限目、えらく飛んだな...)。これは僕の受け持つ授業の風景です。二年生の資源分析化学科のみが受講する、専門分野の授業です。二年生から各学科ごとの専門分野のカリキュラムが組まれ、専門知識習得の特訓が行われます。この少人数授業によって、各学生の習得状況を確認しながら、きめ細やかな専門教科の指導を行っていけるのです。まさに、学生個々の「夢」に応えるための授業です。ここでは、学生たちの意識も一年生から格段に成長し、学生に向かって「どーや、理解できてる?」「このへん難しくないか?」と声をかけながら授業を進めていくのですが、学生たちはほぼすべてに対して、別に名指ししなくても答えていきます。専門教科での学生たちは、真剣な眼差しの中にも、楽しげな表情を浮かべて授業に取り組んでいる姿が、教える側としてすごく印象的です。まさに、学生それぞれの夢をかなえるためのサポートをしている、専門教科はそんな実感がもてる授業です。
一時限目の一年生達も、一年間勉学に励み、そして無事二年生の専門教科に進んで、各自の夢に近づいてほしいと思います。まさに、「奇跡」を「夢」につなげて欲しいですね。(最後の写真は放課後、本校の学生は清掃までが「授業」。でも慣れた手つきで、楽しそうに掃除してくれました。)
by あおひげ