2009.05.30
新型インフルエンザで休校となっていました化学分析コースも今日から授業再開です。仕事の関係で出席でない(この場合は公欠となります)学生を除けば、全員元気に登校してきました。2年生は機器分析実験の日ですが、実験ではなくガイダンスの日です。今日のガイダンスの内容は次回から始まる、ICP質量分析装置とガスクロマトグラフについてです。それぞれ2回実験を行いますので相当内容の濃い実験となるので、担当するドラ一郎先生も熱のこもった説明を行っていました。
ちなみにICP質量分析装置とは、プラズマを用いて、環境試料や生体試料中の元素を複数同時に定量する装置で、超微量分析が可能です。また、ガスクロマトグラフとは食品・香料・農薬・大気に含まれる有機物質等を定量するのに使用されます。更にダイオキシンや環境ホルモンの検出にも使用されます。
(下記の写真右がICP質量分析装置、写真左がガスクロマトグラフです。)
さて、化学分析コースも6月は大変忙しい月となります。来週からは中間試験が約1ヶ月に渡って実施されます。また、卒業研究の準備もしなくてはなりません。特に卒業研究に関しては実際に開始するのは9月からですが、すぐに研究をスタートできるように今から研究内容について指導の先生と話を煮詰め、実験の手順を確立し、必要な薬品や器具の抽出を行わねばなりません。そのため6月は大切な月でもあるので、今日は実験ガイダンスが終了するとすぐに卒業研究に関して担当教員との打ち合わせが始まりました。学生からは研究内容に関する自分達の考え、先生からは実験の方向性が真剣に討論されていました。
今後も毎週卒研の話し合いがもたれると思いますが、どのように発展していくのか楽しみです。
by トトロ