2009.06.14
今日は私の担当する機器分析法の中間試験日がありました。これまで6回行なってきた授業内容(吸光光度法)についての試験です。
試験というのは、もちろん学生自身緊張するものですが、私達教員も緊張します。自分の授業で本当に学生達に伝わっているかどうか、去年平日の学生に話していた内容と同じ話し方をしても伝わり方が違うんじゃないなどと思います。
でもそんな心配は必要なかったようで、試験終了後に答案を見てみるとみんなしっかり答えていました。平日は社会人として働いておりなかなか試験勉強の時間を捻出するのは難しかったと思いますが、みんなよく頑張っていました。また次週から次の単元に入っていきますが、これまで通り頑張って欲しいと思います。
また試験の終わった1年生は昼からは基礎化学実験でした。今日はアセチルサリチル酸の合成です。この物質は頭痛薬の成分としても有名な物質です。原料であるサリチル酸にお酢の主成分の酢酸を反応させて作り、それを精製するという実験です。
初めて行なう合成実験にみんな興味津々なようでした。指導担当の先生の「数ml添加量間違えるだけでぜんぜん出来が変わるぞー!」という言葉に反応してか、酢酸を加える手も心なしか緊張しています。
最初は上手く結晶が出来なかった班もありましたが最終的にはみんな純白の結晶を得ることが出来たようでした。
これでまた化学者としてのレベルがあがりましたね。
by ドラ一郎