2009.06.18
今日は、資源分析化学科・有機テクノロジー学科一年生の、
「定性分析実験」の様子を見てみましょう。
シトラス先生達が準備した試薬類、
試料溶液を取りにみんながやって来ました。手には試験管を持っています。
おや?これは何をやっているのでしょう。
こちらも。
定性分析実験は、系統的分析法という一連の流れに沿って、沈殿・濾過を繰り返して、
未知の試料に含まれている物質が何であるかを調べていきます。
その際に、「この反応でこの色が出たから、試料には●●が含まれている!」と確認する
確認反応というのがあります。
これは、その確認反応について理解するための実験を行っている様子です。
例えば、ここでジメチルグリオキシムという試薬を加えて赤くなったら、
試料にはニッケルが含まれている!と確認出来るのです。
そのような実験を行い、それぞれの反応を理解したうえで、
系統分析を行うことにより、定性分析法についていっそう理解が進むのです。
さて、今日も無事故で実験が終わりましたが、
実験終了後に学生が質問に来ています。
資格取得について担任の先生に聞きに来ている様子。
彼女は「生活費は節約しても、資格など自分への投資は惜しまない」との考えで、
今日は、同じ資格に興味を持った友だちと、取得方法などの相談に来たようです。
資格は沢山持っていても荷物になるものではないので、
自分を高めるためにもどんどん挑戦してもらいたいと思います。
もちろん私たち教員もそのサポートを全力で行っていきます。
by 八兵衛