2009.06.19
連日こちらのブログでは学生たちの実験の様子をお届けしていますので、彼らの入学からの成長っぷりはよくご理解いただけているのではないでしょうか?学生たちが身につけている一つ一つの実験操作は、そのまま社会で活躍できるツールであり、卒業後の仕事に直結したものばかりです。今日実施された「基礎化学実験」の「川の水質調査」についてもその一つ。
本校の卒業後の進路として環境調査やそれに伴う保全技術の開発がありますが、今日の基礎化学実験の内容は、その基礎技術である微生物の分析方法を身につけるものでした。
下の写真をご覧ください!大変美しい景色だと思いませんか?(下は夜の様子。)
この景色は学校の目の前の橋から眺めたものであり、一見川は綺麗に見えますが、さてさて、本当に「化学的に綺麗な川」と言えるのか?それを大腸菌などの微生物の量により調査しています。突如橋の上に現れた白衣の学生達に、通行人には驚かれる方も多いのですが、例年「何をしているのですか?」「川ってそんなに汚れているの?」などと興味津津で質問されます。このようにして分析化学者の手によって川の水質は調査されていることを知っていただけるのは私たちにとってもうれしいことでもあります。
さて、本日の調査結果はどのようなものだったのか?結果は月曜に確認される予定です。
(また、学生の環境委員会が継続してモニタリングしている道頓堀川水質調査の結果も興味があればHPに掲載していますのでご覧くださいね。)
そういえばもうすぐ七夕ですが、本校のある大阪では、この川を舞台にちょっとロマンチックな行事が実施される予定になっています。「平成OSAKA天の川伝説」として水の都大阪の河川を、美しい光で満たそうというものです。光のもとは発光ダイオード「LEDライト」。7月7日の19時~21時(予定)に大阪市中央区の八軒家浜船着場(本校の目の前)より青白い涼しげなライトの入った球が約2万個が流される予定です。(もちろん後で回収されます。)地上に現れる、光に満たされた天の川。今からとても楽しみです。
当日は綺麗に晴れ渡り、夜空の星と地上の星が美しく共演できるといいですね。本校のある大阪天満橋は実は日本の化学の発祥地。ロマンチックかつちょっと化学的なこのイベントですが、お近くをお通りの際はぜひお立ち寄りくださいね。
by アビー