2009.07.04
今日は2年生の機器分析実験を担当しました。今日扱ったのは分光蛍光光度計という分析機器で、蛍光灯などと同じ「蛍光」という現象を利用した分析機器です。この機器でアスコルビン酸(ビタミンC)の量を測定するのが今日の目的です。
それで分析したのは次の試料。皆さんもよくご存知のビタミンC入り飲料です。
分析化学の実験では「検量線」というものを作ってから、目的成分の含有量を調べることが一般的です。先に濃さの解っている液体でモノサシを作っておいて、濃さの解らないものをモノサシに当てはめて測定して液体の濃さを決める、というようなやり方です。モノサシからはみ出るような実験はできませんので、最後に測定する未知試料がモノサシの範囲内に納まるのか、そこを考えるところからが実験の大事なところです。みんな1ビンに1000mgのビタミンCが入っていることは知っていましたが、「何mlに1000mg入っているの?」とか「検量線(モノサシ)の範囲内に納めるためには何倍薄めないといけないの」など、お互い相談しながら計算をしていました
さてさて結果はどうなったのでしょうか。次週のレポートが楽しみです
今日から基礎化学講座が始まりました。1年生は本校に入学して約3ヶ月たちましたが「ちょっと基礎が足りなかったな」「後期からもついて行けるようにしっかり復習をしておきたい」という学生向けに、本校では化学の基礎を復習しなおす講座を開いています。
今日も20名近い学生が登校し、朝からボヤッキー先生の授業を熱心に受講していました。この講座は、普段の授業より、より少人数での講座なので質問などもしやすかったみたいです。
基礎化学講座の終了時刻には私も授業だったため、受講学生の感想を聞くことはできませんでしたが、残り14回の講座も積極的に取り組んで、頑張って欲しいですね。
by ドラ一郎