2009.07.08
先述のかおり科学の授業が終わり、教務室に戻ったところ、かりめろ先生とえらく親しげに話す人影が・・・と思いきや、顔を見た瞬間「あぁーーーーーー!」と叫んでしまいました。その人影は、本校の12年前の卒業生U君だったのです。彼は本校を卒業後、薬品会社の品質管理部に就職した後、思うところがあって大手の金属関連会社の開発部商品開発グループにて光触媒の研究開発をすることになりました。そこで、何を思ったのか、突然「世界中を旅したい!」というなんともオドロキのスイッチが入り、ワーキングホリデーを利用してオーストラリアやカナダに滞在し、その間3年間、約30カ国を旅して、ついこの間帰国したというのです。渡航前にはまったくと言っていいほど話せなかった英語が3年間でペラペラになったというからびっくり!
かりめろ先生の「本校を卒業してよかった?」との問いに、彼は「やはり、『自分は分析ができる!』というのが強い心の支えになり、自由に旅ができたことが大きい。」と答えていました。特に、ドイツを訪れたときには「分析ができる」というだけでドイツの方々から大変な尊敬のまなざしで見られ、とっても嬉しかったとのことでした。職人を大切にする文化・社会が根付いているお国柄が出ていますね。
ちなみに今日訪ねてきていた理由は「今後は分析がしたい」ということで、就職に関する相談に来ていましたが、かりめろ先生自ら本校に頂いている求人企業から探しておられました。彼の分析のスキルと同時に、海外でのさまざまな経験や英会話が生かせる企業があり、紹介することができました。
本校卒業生の中でも彼ほど破天荒な人生を歩んでいる者はいないのですが、どこに行っても生きていけるという人間力があっての話で、誰もかれもがまねのできることではないなぁ・・・と思いながら、彼オリジナルの大河ドラマがどうなっていくのか大変楽しみです。帰る前に1枚!とかりめろ先生とのツーショットを頂きました。さて次に来てくれるのはいつかな?
byすくろーす