2009.07.23
本日は、期末試験の真最中ですので、先日(7/3)紹介した一年生の実験の続きを紹介します。
前回の日記では、ピンク色から黄色に変わる反応を紹介しましたが、今回は透明な水溶液が紫色に変化する反応です。この反応では、水素イオンの濃度が多い酸性では透明で、アルカリ性になると紫色に変化します。
実はこの実験は5月の実験で経験済みです。ただし前回は、色の変化だけを観察していましたが、今回は7/3の実験と同様に溶液中の水素イオン濃度を測定しています。
この測定により、色の変化と水素イオン濃度の関係が良く分かります。
さて、この水素イオンを表示するメーターですが、濃度(値)を針で表示する仕組みですが、この値を読むのがちょっとしたコツが必要です。
針の下に鏡があるため、斜めに見ると
針と鏡に映った針がだぶって見えます。つまり、針がだぶらないように、正面から見ないと正確な値を読むことが出来ません。まだ慣れていない学生は「先生、この値は6.88で良いですか?」と質問があって見てみると「違うよ、これは6.82が正しい値」と答えると「えー、自分の見方がおかしいのかな?先生、どうやって見たら良いですか?」と、このような会話が交わされています。
このように少しずつですが、技術を習得して成長しています。
byカイロ