2009.08.13
お盆を間近に控え、帰省ラッシュのニュースが聞こえてくる時期になりましたが、本校も夏休みに入っています。学生の出入りも少ない今の時期、本校の陰の主役達?である分析機器類も夏休み、ということで機器の定期点検が行われています。
こちらでは、あおひげ先生とドラ一郎先生が、ガスクロマトグラフの動作チェックを行っています。
これらの試料を注入し、キチンと信号が得られるか、綺麗に分離されるか、等を確認しています。
ところで、ガスクロマトグラフの上に置いてある
この道具、何だかわかりますか?
これは石鹸膜流量計というもので、ガスの流量を測定するものです。ちょっとわかりにくいですが、矢印のところに石鹸膜が見えます。これが、ガスが流れることで移動していき、一定距離を移動する時間を測定することで、流れているガスの流速を求める、というものです。シンプルですが、間違いのない仕組みですね。
測定機器の持っている流量計などが間違っていたりしないか、このように他の測定器と比較して点検を行ったりもします。
もちろん、普段から日々の点検は行っています。しかし、日々のずれは小さくても、ちりも積もれば山となる、数ヶ月の間には大きなずれになっているものもあります。そのようなずれ・異常を発見し、調整するような、大がかりな点検はこのような時期でないと行えません。
このように体調を万全に整えられた分析機器達、8月20日の体験入学には、また皆さんの前に元気な姿を見せれるでしょう。
by 八兵衛