2009.10.15
・実験ガイダンスも終了、ついに実験開始です
後期に入り、1年生は実験を行うためのガイダンスも終了し、本日、資源分析化学科・有機テクノロジー学科でも定量分析実験が開始されました。「定量」とは、ある液体の「濃度」や物質の入っている「量」を調べることを言います。分析の中でも基本的かつ非常に重要となる技術です。1年生たちは皆真剣に取り組んでいました。「分析化学」の基本は念入りな下準備にあります。液体の量を正確に測り取るガラス器具(メスフラスコと言います)を使って、サンプルの調製を行っていました。
電子天びんを使って、薬品も正確に測り取っていますね。
こうして未来の分析化学者が生まれていくのですね。
2年生の卒業研究は、みんなかなり研究が進んできた感じになっていました。この班は、色々な果物から麹を取り出す実験中です。すでにたくさんのサンプルが作られていますね。この中から日本酒造りに合った麹を探していきます。
この班は、水質の違いで洗濯物の汚れ落ちに違いがでるかということを調べています。実は身近なことの中に、研究対象が生まれてくるというよい例ですね。
この班は、ハボタンというキャベツの仲間の種を植えています。ハボタンが成長するとき、その体内にカドミウムのような重金属がどのように取り込まれていくかを調べるようです。環境問題に通じる研究課題ですね。
どの実験も始まったばかりです。1年生も2年生も、後期が終わるころには皆実験を完成させて、分析化学の「技術」を手に入れていってほしいですね。私たち教員も、全力でサポートしていきます!
Byあおひげ