2009.12.10
今日のアビーは、一年生の定量分析実験の担当でした。予定より随分前倒しに実験は進み、「入学してからの8か月で成長したなぁ・・・」と思って学生を眺めていると、「先生!先生!見てください!」と明るい声で声をかけられました。資源分析化学科のS君であり、「すっごくうまく行きましたよ!これぞ『匠の技』ですよね!?」と嬉しそうに手にしたコニカルビーカーを見せてくれました。
そのビーカーの中では、ある2種類の溶液を混合する「滴定」という操作をしていたのですが、一方を入れすぎないよう、絶妙なバランスで混合する必要がありました。彼の混合の具合はこの上ないほど絶妙なものであり、大成功していました。聞くと、彼は前期にもこの操作に成功しており、それを偶然ではなく実力としてしっかり身につけたい!ということで今日の実験には熱い思いを持って取り組んだそうです。彼の実験結果は教員の目から見ても、まさに「匠の技」!。自分の得意な技術をますます伸ばそうという向上心は素晴らしいですね。
今日の実験では大変美しい色の変化が見られ、実験室の各所から歓声が上がっていました。楽しみながら、感動しながら着々と技術や知識を習得していってほしいと思います。
byアビー