2010.01.24
化学分析コースの1年生は技能検定の対策実技試験を行いました。今までは定量分析に関する中和滴定と酸化還元滴定の実技試験でしたが、今日は定性分析の実技を行いました。定性分析実験でも実技テストを行いますが、まだ実施されておらず、いわば今日の実技試験が定性分析実験の前哨戦とも言える試験となりました。やはり、今までの実技試験と同様、いきなり試験と言うわけにも行きませので、午前は未知試料を渡しましたが参照資料(テキストやノート)は見て行っても良いことにしていました。時間は十分に与えましたが、未知試料をどの程度の時間で、何種の金属イオンを検出するか気になっていましたが、やはり時間を目一杯に使って練習実験を行っていましたので、午後からの本試験でどの程度できるのか判断が付きませんでした。少し不安を抱きながら午後の本試験に臨みましたが、スタートから午前とは打って変わって澱みのない操作で次々に金属イオンを検出していました。監督していて「えっ!もうこれだけ検出したの?」と思わず声を掛けてしまったくらいです。
実技試験後採点しましたところ、検出正解率はなんと83%という驚異的な数値でした。つまり5金属イオンに対して平均で4金属イオンを検出した事になります。私の知る限り最高の出来でした!!!まだこの結果は学生達には知らせていませんが、本当に心から頑張ったねと褒めてあげたいと思います。
前回の定量実技試験といい、よく実力を発揮していると思います。分析化学の定量と定性がしっかり身についている証拠ですね。自信を持って2年生になっても頑張って下さい。昨日のドラ一郎先生のブログにもありましたように1年生も就職活動が始まりました。分析化学の実力が付いていることは就職活動に大きな自信とPRに繋がります。どんどん頑張っていきましょう!
by トトロ