2010.01.29
昨日あおひげ先生も予告しておられたように、今日は卒業研究発表会の予行演習が実施されました。本番まではあと1週間。学生たちも本番さながらの緊張感で真剣に取り組んでいました。
発表が終わると教員から鋭い質問が飛ばされ、学生たちはそれに必死で回答していました。実のところ、私たち教員から見ると、彼らの発表内容はまだまだ未完成。もっともっと改善できる余地がありました。今日は改善点についてたくさんの指摘を受けましたので、それをもとにさらに良い研究を完成させ、論文提出や来週の発表会当日に臨むことになります。
予行演習終了後、学生は指導担当教員のもとに駆け寄り、今後の修正に向けて打ち合わせをしていました。その顔は予行演習前よりも一層真剣さが増していました。彼らが分析化学者として巣立つときは目前ですが、最後まで完全燃焼しようとする熱い姿勢がそこにはありました。
本校に入学して2年間、楽しい思い出もたくさん作りました。
しかし、大変だったこともたくさんあったはずです。
「入学前まで苦手だった化学に戸惑いながらも一生懸命に実験に取り組んだこと」
「初めての一人暮らしに挑戦したこと」
「学費も自分で工面しながら分析化学者を目指したこと」
「班員や指導教員と意見が分かれ、とことんディスカッションしたこと」
「土日登校の化学分析コースの学生は平日の仕事と土日の学校を両立したこと」
それらを乗り越えて彼らの2年間が今終わりに近づいてきています。
卒業論文と卒業研究発表会は彼らの2年間の集大成です。しっかりと完成させ、山盛りの達成感とともに本校を巣立つことができるよう、教員も全力でサポートする思いです。
byアビー