2010.04.18
化学分析コースの1年生は基礎化学実験の日であり、今日が本校での初めての実験日となりました(先週はガイダンスで、実験は行わなかったので・・・)。
実験前に実験キットと白衣の配布行い、いよいよ実験という気分が盛り上がったところで、真新しい白衣に着替え実験室に移動しました。いつみても真っ新な白衣を着た学生達は、本当にういういしく見えます。
さて、今日の実験内容は、ガラス細工と天秤の取り扱いでした。いきなり化学実験を行わず、まずは実験の雰囲気や諸注意などを実際に体感してもらうのが目的です。ガラス細工では、バーナーの取り扱いから自分でガラス器具を工作できるようにと、ガラス棒、ポリスマン(警察官ではありません。れっきとしたガラス器具です)、キャピラリーを作成しました。ガラス管やガラス棒を適当な長さに切る作業では、非常に緊張していましたが、実際に行ってみると案外簡単に切断できたので、学生の顔から緊張が取れ、笑みがこぼれていました。またキャピラリー作成では、ガラス管を引き延ばすのですが、ここでも上手く引き延ばせた学生は「やった!」「どうです!」といった誇らしげな言葉まで出てきました。結構ガラス細工の操作を気に入ってくれたようです。
また、天秤の取り扱いについても実際に試薬(今回は塩化ナトリウム)を計り取ることを行ってもらいました。初めてなのでなかなか指定した重さを計り取ることが出来ず、悪戦苦闘していましたが、根気よく操作し、コツをつかみ取ろうと真剣な眼差しでした。
今日は薬品を調製する、化学反応を起こさせる、滴定等の操作をするといった化学実験らしいことは行っていませんが、実験室で自分の白衣を着て作業を行うことがとても新鮮であったようで、実験終了時に皆明るい声で「失礼します」「ありがとうございました」と教室に戻っていきました。
今日が実験のスタート日。これからどれだけ成長していくのか見守っていける特権を持っていることを嬉しく思います。
by トトロ