2010.05.13
今日も学校では、多くの学生が分析化学者を目指して実験室で真剣に、かつ楽しく実験を行っていますよー。
最初は、2年生の生命バイオ分析学科。
多くの学生が、なにやら滴定操作を行っています。
何の実験を行っているかというと「COD」を測定している実験を行っています。
「COD」とは「化学的酸素要求量」といって、水中に含まれる汚れの成分を化学薬品の消費量から算出するものです。
河川や湖沼、海水、工場排水の汚れ具合をチェックする際に利用します。
ちなみに、今回は学校の横を流れている「大川の水」と「お米の研ぎ汁」を対象としていました。
なお2年生はこの4月からそれぞれの学科毎に専門の実験技術を学んでいますが、そのためには1年生の実験で学んだ基礎が必要である、ということを多くの生徒が口にしていました。専門科目を学ぶ上での大切なことをきちんと理解している2年生の姿をみて、とても嬉しくなりました。
さて、続いて、1年生の資源分析化学科・有機テクノロジー学科。
この日は、定性分析実験で、銅、スズ、鉛などの金属類を化学的性質を利用して分離する手法を学んでいました。
学生達は、予習してきたノートを元に、何の試薬を加えて、次に何をするのか、ということを班内の学生と充分に確認を行いながら実験を進めていています。その過程では、試薬の加え方やろ過の仕方など、分析化学の基本操作を一緒に習得しようと頑張っています。先ほど2年生が言っていた「1年生の実験で学んだ基礎」というのが、まさのこの1年生の姿になります。
実験自体も楽しんでいるようで、カメラを向けるとポーズをとってくれました。身につける実験技術も増やしながら、この笑顔ももっと増えるといいですね!!
by ボヤッキー