2010.05.27
昨日まで続いていた前期中間試験が終了し、本日より通常授業に戻りました。生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の二年生は、朝の一限目から夕方まで食品分析化学実験です。
実験開始前に、ドラ一郎先生より「試験明けでいきなり実験だけど、事故のないように取り組んでください」と学生に注意喚起がありました。確かに、昨日まで無理して勉強していた学生も少なくないでしょう。ただ、お疲れモードのまま実験するのはよろしくありません。「集中してテキパキ進めような~」と私も彼らに促しました。
食品分析化学実験で私が担当するのは、還元糖の定量とアスコルビン酸の定量です。前者では、市販のスポーツドリンクなどに含まれる糖類を実際に測定します。後者は、サプリやタブレットに含まれるビタミンCの含有量を実測します。他にも、六つのカリキュラムがありますが、いずれも身の回りの食品の成分を定量しながら、様々な技術を学ぼうと言う試みです。
試験明けの疲れのせいで、いつもより少しだけ静かな実験棟でしたが、それでも学生が最も活き活きするのは、間違いなく実験に没頭する時間です。教員に矢継ぎ早に質問を浴びせかける彼らの姿は、とても頼もしいものに見えます。この感覚を卒業後もずっと大事にしてもらいたいと思う今日この頃です。
by しめじ