せんせのブログ

卒業生との至福の一日!

2010.05.29

今日は朝から夕方まで、本校の同窓会組織・分友会(ぶんゆうかい)に関連する、年に一度の大イベントが行われましたので報告します。

■分友会幹事会(本校5階小教室)
まずは幹事会。いわば同窓会の役員会です。
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今年は2年に一度の役員改選の年ですので、審議の中心はこのことでした。結果的には、現会長が引き続き留任することが幹事会で決まりましたが、留任にあたり、どうやってこの会を活性化していくか、母校と後輩に対するとても思いのこもったご挨拶をされました。学校としても会長の思いを具現化するために、精一杯サポートしなければならないと強く感じるご挨拶でした。


■分友会総会(本校5階中教室)
引き続き、全卒業生を対象とした分友会の総会です。
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この総会では、さきほどの幹事会で決定したことをさらに審議。ここで正式に会長の留任が決まり、副会長ほかの役員も決定しました。さらに今年度の活動の方針などについて審議し、その方向性が決定されました。


■卒業生と在校生の交流会(本校2階大教室)
普通はここで懇親会というのが、いわば総会の通常の流れ。しかし本校はここが違います。本校の在校生と姉妹校・環境学園専門学校の学生も加わり、卒業生と在校生との交流会が行われます。専門学校の良さは、在校生と卒業生が仕事でつながっているということ。学生にとっては、自分の仕事の将来が卒業生を通して感じることができるのです。そしてそれを感じることが、厳しいと言われる就職活動を乗り切るエネルギーになるのですね。約2時間、学生たちは目標とする卒業生を見つけては、どん欲に話しを聞きに回っていました。
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人気のある企業に勤務する卒業生にはこの通り。しかし、ネームバリューだけで選んではいけません。
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■懇親会(大阪キャッスルホテル)
そして、最後はお待ちかねの懇親会です。お待ちかねなのは卒業生ではなく私たち教員のほう。在校生当時先生として接し、今どうなっているのかを卒業生から聞くことは、言い換えれば、自分の成績を発表されるようなもの。始めは恐る恐る卒業生に接することも(笑)
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しかし、一度は服飾系の専門学校に行き中退。化学は決して得意ではなかったけれど、意を決して入学し今は医薬品の分析に関わり充実感を覚えている卒業生。社会情勢が厳しい中、社員の半分がリストラに遭うが、仕事の強みで対象にならなかった卒業生。「先生忙しくて大変!」と言いながらも、そこには充実感に溢れるまなざしがありました。

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こんないい話もありました。大学卒業後本校に入学し、3年前に卒業した女性ですが、今は訳あって卒業時の就職先ではなく県で公務員として分析に携わっています。本校卒業時には公的機関に就職したのですが、そこを退職するときに上司から、「実は貴女の学生当時に応募してきた履歴書は、他の応募者と比較し格段に良かった。自分の子供が就職活動をするときには見本にしようと思ってる」というようなお褒めの言葉を頂いたそうです。さらに彼女は、「大学の時の就職活動で、自己分析は少しなめてたところがあった。でも、本校入学後にいきなりその重要性を教えられ理解してから自己分析を見直した後、エントリーシートの段階で落ちる企業はなくなった。」といったものでした。教員として、学校としての成績はまずまずの点数がついたようです(笑)

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見覚えありますか?昨年本校を卒業し、今年3月まで実験講師を務めて頂いたシトラス元先生です。今は食品系の企業でお勤めです。私にとれば教え子兼元部下。嬉しいツーショットでした!

by かりめろ