2010.06.15
大阪も梅雨入りし、今日も朝から雨が降っていましたが、本校の学生は元気に登校していました。
この写真は1年生のクラスですが、毎朝の担任からの連絡事項をしっかりとメモをとりながら聞いています。入学当初は、メモを取るのも慣れていない様子でしたが、今ではその姿も板についてきました。雨にも負けず元気に登校し、頑張る学生の姿は、私も頑張ろうという気持ちにさせてくれる一瞬です。
さて、今日は1年生の定性分析実験を覗いてきました。
実験室の中は、バーナーの炎と学生の熱気で、少し蒸し暑くも感じましたが、学生の皆は、班の中で互いに相談しながらしっかりと実験していました。
皆の様子をよく見ると、実験ノートを片手に話し合っています。学生は、その日に行う実験の内容を、前もってテキスト見ながら予習し、実験ノートにまとめてきています。だから、実験当日はテキストを見ることなく、自分が書いたノートを頼りに実験をしています。
そのノートを覗いてみると、書き方は人それぞれですが、実験方法のポイントをわかりやすく赤ペンで書いていたり、結果を書くスペースをしっかりとつくり、後で見直しても分かりやすいように工夫されていました。私も、毎回実験ノートをチェックしていますが、皆のノートのレベルが上がっているのを感じています。
実験をする上で、実験ノートをとることは非常に重要です。その基本を、学生の皆は、いつの間にか身に付け始めています。正直、学生からは実験ノートを作ってくるのが大変だという声も聞こえてきます。でもその苦労は、無駄ではありません。
未来の立派な分析化学者となるためにも、今からしっかりと自分のものとできるように、頑張ってもらいたいと思います。そのノートは、未来へのノート作りでもあるのです。だから私も頑張って、ビシバシと、指摘していきますよ!
by ぽてと