2010.06.20
2年生は今日から技能検定集中対策講座が始まりました。
化学分析コースの目標の1つとして化学分析技能士の資格取得があります。化学分析技能士を受験するためには、本来2年間の実務経験が必要ですが、本校を卒業すると2年間の実務経験が免除されると厚生労働大臣に認められているため、本校卒業生であれば、卒業した年の8月には受験することができます。
化学分析コースの中にはすでに実務経験のある人もいるので昨年などは4名受験し3名合格している実績があります。
今日は、そのガイダンスの日で朝から定性分析と定量分析のガイダンスを実施しました。私の担当する定性分析では「15種類の金属イオンから4種含まれている溶液を渡され、中に何が入っているかを分析する」のが課題なのですが、昨年対策講座で行った2級の課題に比べるとやや難易度が上がっています。
でも1年生の定性分析でもっと多くの金属イオンの検出を行った彼ら・彼女らからするとそれほど難しくはないのかも知れません。ガイダンス後も特に質問もありませんでした。実技試験でどの程度の実力を発揮してくれるかが楽しみです。
ガイダンスが早く終わった分、みんな卒業研究の調査に時間を使っていました。私の担当するグループも分析するサンプルについて、どういう広がりを持たせるか相談していました。なにやら相談事項を記録している議事録ノートを作っていたので少し見せてもらいました。まだ書き始めたばかりのようですが、実験方法だけでなく、みんなの想いも詰め込まれているノートになっていきそうです。
最終的にどんなプレゼンをしたいか、そのためにはどんなサンプルがいいのか考え中のようです。
お酒と言えば本校OBも大手酒造メーカーの品質管理等で活躍している者がいてます。彼も卒業してはや数年、お酒に関しては私よりはるかにプロフェッショナルになっているので、今度卒業研究の中で困ったことが出てきたら質問をしてみようと思います。
by ドラ一郎