2010.07.21
東京では国際化学オリンピックが昨日開幕し、68カ国・地域から267人が参加され、日本からも高校生が4人出場し、27日(火)までの1週間に渡って化学の課題に取り組んでいます。本校でもアビー先生の日記にあるように、昨日から23日(金)までの間が前期の期末試験期間中です。
すでに私は担当科目の「工業英語」と「かおり科学」の試験が昨日終了したので、今日は試験監督がなく、午前中は講師室にいました。今頃みんな試験頑張ってるかなぁ?と思いながら仕事をしていると、せんぱい先生が嬉しそうな顔で私の方に、にじり寄ってきました。(笑) 何かと思えば、「すくろーす先生、うちのクラスの学生が見事内定を頂けたという連絡がありました!!」というとっても嬉しいお知らせ!!これは本人の喜びを全世界に発信しなければ!と思い、カメラ片手に試験終了後の教室に突撃しました。(笑)
夢の実現のための「内定」という未来へのチケットを見事ゲットしたのは、生命バイオ分析学科のU君でした。私がカメラを向けると、かなりテレながら、なおかつとっても嬉しそうなナイススマイルを友人とともにしてくれました。(センターがU君です)彼はこれまでもこのブログに掲載されてきましたが、今日は今まで一番嬉しいスマイルだったのではないかと思います。彼が内定したK社は和歌山県にある化学・食品・医薬品製剤メーカーで、最初は現業で、将来的には食品や食品添加物の品質管理を行う予定ということでした。
本校では、1年生の後期授業終了後の2~3月に「模擬面接」を行っているのですが、実は私が面接官役をしている時の模擬面接受験生の中に彼がいたのでした。その時の彼はとってもたくさんアピールできる素材を持ちながら、自分に自信もなく、さらにそれを上手く伝えることができず、はっきり言うと合格ラインには程遠い状態でした。私からは、「自分では気づいていないかも知れないけど、いいところがたくさんあるんだから、もっと自分に自信を持って、自分の就職したい企業にとにかくどんどんチャレンジしていこう!」というエールを送ったのを覚えています。
それからいろいろと努力したのでしょう。その努力が実り、今日という日に結びついたのはないかと思います。彼曰く、面接試験で「筆記試験は正直少し厳しい結果だけど、君は素直で本当にいい学生だねぇ」としきりに褒められたそうです。企業はおそらく今の彼の実力ではなく、彼の今後の可能性にかけて採用を決められたんだと思います。そうです。内定確保には完璧である必要はなく、どれだけ自分の可能性を熱意をもって相手に感じ取ってもらえるか?ということが大切になってくるんだと思います。そのために、可能性を感じられるキラリと光る何かを普段の学校生活の中で1つずつ積み上げていくことが大切なのだと思います。
その「可能性を感じられるキラリと光る何か」を経験できる場としてもぴったりな本校の環境委員会。定期的に委員会を開き、議事録やこれまでの活動記録も階段の踊り場に掲示してあります。そして、その活動の中でもこれまでに多くのマスコミ各社に取り上げられてきた「道頓堀川の水質調査」の9月1日(水)サンプリングに向けて、顧問のせんぱい先生を中心としていよいよ参加者募集が今週末から行われるようです。その頃になれば、サンプリングの様子などはこの日記でご報告させていただけると思いますが、一番心配なのが8月8日(日)に実施される「ふるさ都・夢づくり協議会」という団体が行う道頓堀川での水泳大会。団体のURLはこちら↓http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100213/trd1002131420007-n1.htm
6年前には水質不安で中止になったようですが、奇しくも本校の道頓堀川の水質調査を始めたのも6年前。本校の分析結果では、6年経った今でも一般細菌はもちろん、バクテリアもワンサカいるので病人やケガ人が出ないことを祈るばかりです。ちなみに本校の分析結果はこちら↓
https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html
ちなみに本校の講義棟1階~中2階の踊り場は環境委員会のスペース☆彡
そしてその踊り場の掲示板に近づいてい見ると・・・道頓堀川水質調査の結果が掲示してあります。
byすくろーす