2010.08.02
今日は嬉しい出来事が!7年前に本校を卒業し、卒業後就職した会社で、工業用洗浄剤の研究に携わっているTさんと、その会社の社長さんが来校されました。
工業用洗浄剤と言うと難しく聞こえますが、例えば、食品工場のラインも当然きれいでなければ、消費者の口に入るだけに大変なことになります。万一それで事故などが起こってしまえば、それこそ企業存亡の危機。そういったことの命綱である洗剤を、食品メーカーなどの依頼によって開発し、実際要望通りきれいになっているか、大腸菌なども処理できているか、さまざまな場面で「分析」することが必要になってきます。それだけに、責任重大な仕事ですし商品ですね。Tさんは本校を卒業し、今や研究室の責任者で、実際、メーカーの要望の聞き取りから、研究開発、検査、納品まで責任者として携わっているそうです。
実はTさんは、10年前に本校を入学するかどうか検討中に私が面談し、そして入学後の就職に関しても、当時、指導担当者として関わりのあった学生でした。業績の向上に伴う研究室の人員増強に際し、その研究室には大学院修了者もいるそうですが、研究室の責任者である彼女の母校から採用しようと、今回社長様とお二人で来校頂きました。
社長様いわく、「この分析装置を使って新たに仕事をするとするならどんなことが考えられるか?」という提案を募集すると、彼女からは、「こんなことができる。あんなことができる」と提案がある。つまり、「学生時代に触っているものの強みだ」と。お世辞かもしれませんが、「彼女のやろうとすること、やっていることに口を挟むつもりはないし、採用についても彼女に任せます。将来の社長候補。」とまでおっしゃっいました。
専門学校卒業の実務力を活かし企業で活躍し、それを評価され、母校に求人を下さる。私たちにとって理想の評価で、とても嬉しい出来事でした!
by かりめろ
先週の金曜日で前期の授業は終了し、学生たちは夏休みに入っています。しかし就職活動や夏休みの課題、卒業研究の下調べなど登校してくる学生は少なくありません。そんな中、今日は嬉しいニュースがありました。生命バイオ分析学科のN君とY君の内定が決まったのです。
N君が内定したのは医薬品や健康食品を作っている会社で、まだ正式には決まっていないそうですが品質管理か分析部門で働くことになる予定だそうです。
今年私が彼の授業・実験で担当したのは食品分析化学実験だけでしたが、いろんなことに興味を持ち真面目に実験に取り組む学生でしたから会社に入ってからも一生懸命頑張ってくれることでしょう。
Y君とは話ができなかったので、内定の喜びの声は聞けていないのですが、学校求人以外にも何社も自己開拓で採用試験を受け、人の2倍3倍就職活動を頑張ってきた学生でしたので、感動も人の何倍もあったことだと思います。
私も彼の模擬面接を担当したり、いろいろ相談を受けていましたので、今日内定が決まったことを本当に嬉しく思います。
これから約40日の夏休みが残っていますが、その間は卒業研究に向けて準備をしっかり進めていってくださいね。
by ドラ一郎