2010.08.28
化学分析コース1年生では、後期から定量分析実験と定性分析実験が始まります。これらの実験は分析化学をマスターする上で基本となる重要な実験ですし、また明日行われる化学分析技能士の実技試験でも出題される範囲をカバーする実験です。
今日から定量分析実験が始まりました。まず今日は第1日目と言うことで、これから行う実験の約半分のガイダンスを実施しました。前半に行うのは重量分析と中和滴定です。重量分析は最終的にできた物質を天秤ではかって測定するので一見シンプルで簡易的な測定のように思えますが、実は機器分析よりも精度の高い分析ができる方法です。中和滴定は前期の基礎化学実験でも少し行っていますが、後期の定量分析実験では、もう少し踏み込んだ内容の実験を行い、また数値的な取り扱いも厳密なものになります。
准講師のM先生がガイダンスを行っている最中、説明を聞いている学生達の様子を見ていましたが、後期からなんだか更に実験が本格的になってきたなぁと感じているようでした。ただ「難しくて大変そう」と思っているのではなく、今年中にマスターして来年は技能士を受験しようと思いながらガイダンスを聞いていたようです。
明日の技能士の試験実施で学生達の気持ちも活性化されているようですね。その気持ちでこれから後期の実験を頑張って下さいね。
by ドラ一郎