2010.10.03
今日は公害防止管理者の国家試験の日。化学分析コースの学生も1年生、2年生問わずチャレンジしており、10名もの学生が受験に行っています。そのため今日はちょっと少ないメンバーでしたが、1年生は午後から定量分析実験を行ないました。
今日の操作は、前回作った沈殿(水酸化鉄)をバーナーで燃やして酸化鉄に変え、その重量を精密に測定するという実験です。焼いて→冷やして→重さを測って の繰り返しのため、冷却中など結構待ち時間がありました。
その時間を持て余しているのかと思いきや、みんな自分たちが使っている装置や道具、そこで起こっている化学反応などに興味が湧いてきて、質問タイムに突入です。そこで今日出てきた質問をいくつか紹介しましょう。
「乾燥剤のシリカゲルって何回も使えるんですか?」
「シリカゲルの色は何の色ですか?何で色が変わるんですか?」
「何で水分を吸収するんですか?」
「誰がこの原理を発見したんですか?」
「コバルトブルーってコバルトが使われているんですか?」
等々、あまりに多くて全部書ききれませんが、実験で使っている乾燥剤の青いツブ(シリカゲル)や前回使った化学反応にみんなの興味が集中し、どんどん質問が出てきました。いくつかは私も知らないことがあったので、次回までの宿題とさせてもらいましたが、彼ら・彼女たちの探究心はまだまだ尽きないようです。
1つのストーリーがある実験をマスターすることは大事ですが、他の実験で行ったことや授業で聞いたことと知識の縦糸・横糸をつないでいくことも大事です。今日のように実験中に長いめの質問時間のとれないこともありますが、放課後や昼休みも利用して、知識を深めていって欲しいと思います。
by ドラ一郎