2010.10.16
先週、卒業研究で私の担当している日本酒分析チームが酒造メーカーの見学に行く予定をしているお話を報告しましたが、今日はその当日の様子をお伝えしたいと思います。
普段は平日に仕事、土日は学校で勉強している学生たちですが、祝日は会社も学校もお休み、ということで学生たちはお昼過ぎに阪神電車の駅に集合し、福寿というお酒を製造している酒造メーカーを訪ねました。見学は本校の学生だけでなく一般の方も多くこられていたようで20数人での見学となりました。
1Fのフロアで説明を受けた後、酒蔵内の見学です。阪神淡路大震災の影響で、灘の酒蔵も多くが被害を受け、この酒造メーカーでも昔ながらの木造の酒蔵はもうないそうで、近代的な建物になっていました。
しかし中では昔ながらの、麹(こうじ)づくりなどが行われており、まさに『もやしもん』の世界。そして精米、仕込み、醸造の過程をぐるっと見学させてもらいました。
見学が終わった後に、質問のお時間をいただけたのですが、そこでは次の見学が始まる直前までKさんやSさん、Yさんが熱心に質問をしていました。卒業研究をしながらでてきた疑問、当日見学していて感じたことを質問するにはいくら時間があっても足りなかったようです。
この日の見学で同じメーカーで作られているお酒でも味が違い、保存の仕方も変わってくる、その理由の一端がわかったようです。
さて、今日は卒業研究はありませんでしたが、明日はまた卒業研究があります。この日の経験をぜひ卒業研究に活かしていってくださいね。
by ドラ一郎