2010.10.27
本校の時間割は、ほぼ毎日4時間目までですが、水曜日だけは3時間目までで終了します。もちろん帰宅しようが自習の時間にしようが学生の自由。ただ、学校側もさまざまなオプションは用意しています。例えば、10月13日(水)は、企業の方に講演をしていただく化学実務駅伝を実施しました。詳細は同日のブログをご覧ください。https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2010/10/post-6360.html
さて今日の4限目はというと、『資格取得対策講座』と『特別講師による講義』が行われました。もちろん学生は選択が可能です。
資格取得対策講座は、全5回完結の講座であり、今日はその最終日でした。それぞれ定められた資格受験日を目標にして勉強に励んでいますので、最終日である今日はいつもに増して力が入っていました。私が担当する危険物取扱者の講座で、1年・生命バイオ分析学科のT君は、「今まで学んだことで法令を理解することができたので、これからは覚えることに力を注ぐ」と言っていました。12月の資格試験を目指して頑張ってほしいと思います。
その一方で、外部の方を講師にお招きし、別の教室でも特別講義が行われていました。この講義は事前に学生に希望調査を取り、「聞きたい」という意思を持った学生のみ、受講する講義です。今回の特別講師は前衆議院議員の北川知克先生。北川先生は衆議院議員を3期、環境政務官もお務めになられています。先生には、社会人教育の一環として時事問題についてお話を頂いたり、社会は今の若者に何を求めているか等、社会人になるために必要な情報を学生に教えていただくためにお越しいただいてます。
今日は質問がメインで、学生からは、「なぜ中国でデモが起きるのか?」、「年度末になると道路工事が多くなるのはなぜ?」、「今後の雇用環境はどうなる?」などの質疑応答が活発に行われていました。2年・生命バイオ分析学科のY君は、「分析化学の勉強ばかりするのではなく、様々な人の考え方を知り、一人の人として視野を広げたいという思いから受講を決めた」とのことでした。今日のお話しの中には、「自分の考えだけでなく、相手(友人、同僚、家族、恋人など)の価値観を受け入れて行かなければ、人生上手くやっていけない」というお話があり、Y君は深く共感していました。
自分の成長のために努力を続けようとするY君は、社会人になってもその気持ちを忘れることなく、成長し続けていくことと思います。
byせんぱい