2010.11.20
本日は、第26回の道頓堀川水質調査のサンプリング日でした。
道頓堀川水質調査は、本校の学生で構成される環境委員会が主となり、継続的に実施しているもので、平成16年から行われています。道頓堀川は、阪神タイガースの優勝などで飛込みが行われた河川ですが、その道頓堀川水質調査の活動が様々なメディアから取り上げられ、ちょっと注目される活動の1つです。
調査方法は、まず現地に行き、バケツで橋の上から採水します。
そしてpH、水温、気温などを測り、採水した水は学校へ持って帰って水に含まれる酸素量(溶存酸素)の測定や細菌数の実験を行います。
この調査内容や実験内容が資源分析化学や生命バイオ分析学科が主に必要とする知識ですが、有機テクノロジー学科のH君(下の写真に載っている学生)が道頓堀川水質調査に参加した理由は、「幅広く知識を得て、化学に関する色々な方面の能力を高めたいと思っているから」と言っていました。このように、本校では有機テクノロジー学科に所属していても、生命バイオ分析学科の内容が学べる機会があるのです。
明日以降も道頓堀川水質調査の実験は行われます。この結果は、以下のURLに掲載されますので、楽しみにしていただければ幸いです。また以下のURLには、これまでの水質結果も掲載されていますので、興味のある方は一度ご覧下さい。
https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html
道頓堀川水質調査終了後、昼から土曜化学実験会がありました。その実験会には高校の教諭や多くの高校生に参加していただきました。
【今回行った実験】
納豆で濁りトル!
納豆を利用して水の汚れを取り除く実験
ブルブル針金
鉄の針金に酸素がついたりはがれたりすることで、針金が動く実験
ニョロニョロ
砂糖と炭酸水素ナトリウムをまぜて燃やすと蛇の形のようなものができる実験
以上の実験を行い参加者からのコメントとして、
「納豆で汚れが本当にとれた。納豆にこのような能力があるのは知りませんでした。」
「納豆を使った実験は、環境教育に使える実験だと思いました。」
「ニョロニョロの実験で黒い物体が出てくるのがとても面白かった。」
といった感想をいただきました。コメントからも参加者には、有意義な時間を過ごしていただけたのかと思います。
本年度は、今回で終わりとなりました。ご参加していただいたみなさん、どうもありがとうございました。来年度も土曜化学実験会を開催する予定にしております。みなさんに有意義な時間を過ごしていただけるよう準備して、お待ちしております。
byクロス