2010.11.27
今日の化学分析コース1年生は、化学分析コースだけが行っている応用分析化学実験を行いました。この実験は、1年生でありながら今まで習得した知識、技術がどの様な分野で活用できるかを早期に体験でき、かつ自分の興味ある分野の分析の一端を実習できるように、環境、食品等の分野に関して実際のサンプルを用いて行います。平日コースでは2年生になってから各学科毎に特化した実験を行いますが、化学分析コースでは、早くも1年生で各種の分野の実験を行います。まさに色々な分野に対応できる化学分析コースならではの実験内容です。
今日は環境分析の一つである河川水中の溶存酸素の測定を行いました。本校の側を流れている大川(旧淀川)で採水器を用いてサンプリングを行い、実験室に戻って測定を行いました。学生達も初めての実験で、しかも実際に企業で行われている実験が出来るとあって、一つ一つの操作を噛みしめるように、そして非常に楽しく行っていました。学生に環境分析に興味のある人はいるかと質問すると何人かの学生が卒業後は環境分析の業務に従事したいとの返事があり、N君からは、「今日の実験は非常に楽しいです。環境分析の仕事に就きたいと思っていたので、1年生の時にその実験が出来て嬉しいです。また環境以外にも実験できるので今後の応用分析化学実験が益々楽しみです。」と目を輝かせて話してくれました。
N君は入学当初は化学の化の字も分からないレベルでしたが、今では分析技術も相当上がっており、しっかりと基本をおさえた操作をしていました。私が見ていてももう企業でも通用するレベルに達していると判断できました。N君だけではなく他の学生も同様でした。活き活きと実験している学生の姿は見ていて本当に気持ちのいいものですね。
これからも楽しみながら色々な実験を通してレベルアップしていきましょう。
by トトロ