2010.12.06
今日は、1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生が、機器分析化学実験をしていました。この実験では、毎回、様々な機器を扱います。機器については、授業でその原理を学びますが、実際の扱い方は、この実験で手を動かし体で覚えていきます。
この機器分析化学実験では、私、ぽてとも担当しており、今日は蛍光分光光度計という装置を使う実験を行いまいました。
実験は、いつも楽しく行っていますが、カメラを向けるタイミングによっては、真剣な表情で実験しています。
この写真は、これから測定する試料を調整しているところです。加える試薬の量が変わると、後々の結果にも影響するため、学生もここだけは真剣に測っています。
入学した当初の学生は、今行っている実験のポイントがどこで、この操作はどこまで慎重にするべき操作なのかを教えられても、ほぼ初めての操作が多かったため、1つ1つの手順を追うことに一生懸命でした。しかし、入学して1年も経ちませんが、今では実験をしていても、ここがポイントというところが見えてきたのか、少し余裕が出てきたように感じます。
その実験をしている中で、少し落ち着いた雰囲気の学生がいます。
O君とY君です。
2人とも大学を卒業していますが、O君は理系出身、Y君は文系出身と、似たようで違う経歴の2人です。しかし、共に化学や分析の知識・技術を身に付けて、将来の仕事にしたいという思いで、本校に入学しました。Y君は、化学をしていなブランクが数年あったようですが、実験が好きという気持ちが、そのブランクを吹き飛ばし、日々少しずつ知識や技術を身に付けています。また、すでに化学を大学で学んだOくんも、今度は社会で使える分析の技術を、新しい感覚で学んでいます。
このように学生は、いろいろな経験をした人が集まったクラスの中で、互いに刺激、影響し合いながら、楽しい学校生活を送っています。
これから先、学生がどのように変化していくのか、私も楽しみです。
By ぽてと