2010.12.25
大阪のお昼どきは、ときおり雪がちらつき、肌を刺すような寒さでしたが、残念ながらホワイトクリスマスには至りませんでした。一方で、街の賑わいはこのまま一気に年末に向かう勢いですね。
さて、本校では、特定非営利活動法人 全国環境専門家登録機構による「化学実験技能検定」の実技試験(準2級)が実施されました。これは、国家資格である「化学分析技能士」の検定対策も兼ねるものです。実技試験では、定性分析・容量分析の実験に取り組みます。実験結果の妥当性はもちろんのこと、しっかりとした操作ができているかも評価の対象となります。本校からは、2年生命バイオ分析学科のKくんが受験をしました。
Kくんは、授業、実験のみならず、資格取得にも熱心に取り組んでいます。資格に対する姿勢を聞いてみると「勉強を通して幅広い知識を得られ、さらには関連する分野から別の資格が視野に入ります」答えてくれました(たとえば、環境計量士の資格の勉強を通して、公害防止管理者資格の必要性が理解できるなど...)。確かに、資格そのものも大切ですが、そこに至る過程で何を手に入れられるかも重要な要素だと思います。
本校の学生は、平均で約8種の資格を得て卒業します(Kくんは、この平均を軽く凌駕しています)。資格は、取った人の努力や取り組み方の証でもあるといえます。本校は、学生が一つでも多くの資格を取れるよう、「資格取得対策講座」を通してその過程を教員が一丸となってサポートしています。この雰囲気は、学生一人一人が「自分もやってみよう!」と自然に資格取得に取り組む後押しとなっているようです。私たち教員は、学生たちのその姿勢をどんどんと広げ、高めていくよう、来年も全力を尽くしたいと思います!
※ 化学分析コースの授業が明日はないため「せんせのブログ」はお休みです。明後日、12月27日にまたお会いしましょう。
by しめじ