せんせのブログ

2011年☆世界化学年「IYC2011」の幕開け☆

2011.01.05

皆様、明けましておめでとうございます。本年も日本分析化学専門学校およびこのブロクをよろしくお願い申し上げます。新年最初の日記は少々長くなるかもしれませんが、最後までぜひお付き合い下さい・・・。

世界化学年「IYC2011」

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さて、今年は『世界化学年』ってご存知でしたか?キュリー夫人が1911年にラジウムとポロニウムを発見した功績でノーベル化学賞を受賞してからちょうど100年目にあたるということで、国際連合総会において、2011年を世界化学年(International Year of Chemistry、略してIYC2011と表記)とすることが決定したのです。(写真は1911年当時のキュリー夫人です。)


世界化学年の統一テーマは"Chemistry-our lfe, our future"。「化学に対する社会の理解増進、若い世代の化学への興味の喚起、創造的未来への化学者の熱意の支援、女性の化学における活躍の場の支援」を目的とし、世界各地でこの「世界化学年」を盛り上げるイベントが予定されています。日本ではノーベル化学賞受賞者である野依良治委員長のもと「世界化学年日本委員会」が発足されています。各HPのURLを下記に記しますので、興味のある方はぜひぜひチェックしてみてください!特に日本委員会のHPには、国内で実施予定のイベントが掲載されていますよ。
○IYC2011→ http://www.chemistry2011.org/(英語)
○IYC2011日本委員会→ http://www.iyc2011.jp/index.html(日本語/英語)


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ちなみに、左の図が世界共通のロゴです。(ロゴの『C』はchemistryの頭文字、炭素の元素記号、キュリー夫人(Marie Curie)の頭文字の意味があり、Challenges, Creativity, Changesへと意味は広がっているようです。)たくさんの方がこのロゴを見て、化学が生活に密着していることやその重要性を様々なイベントを通して実感していただけたらなぁと思っています。そして、もちろん、カガクはカガクでも、『科学』や『Science』ではなく、『化学』や『Chemistry』がこれだけクローズアップされるのは比較的少ないので、『化学』の学校である本校としても、今年は気合の入った年にしたいと思っています。特に、今年は本校は創立30周年を迎えます。キュリー夫人がノーベル化学賞を受賞してから100年ですが、本校は、その約3分の1を日本の化学産業界を支えるための教育活動や人材育成と共に中学校・高校への理科教育普及活動に邁進して参りました。その集大成を創立記念行事として発信して行きます!皆さんにもご参加頂ける内容もあるかと思いますので、また追ってこちらの日記でご紹介していきますので、その際にはどうぞよろしくお願いします!

世界化学年の幕開けに、2年生は卒業研究に励む!

今日は教職員は出勤していますが、学生はまだ冬休み。しかぁーーっし、学生の姿がチラホラ見えたのでちょっと資料室を覗くと、いました。いました。2年生が卒業論文および卒業研究発表会要旨集の原稿手直しや、パソコンに向かって発表用データを修正していました。卒業研究発表会は来月の今日。つまり、2月5日(土)ですし、卒業論文の提出に至っては1ヶ月を切っています。ラストスパートとして、自分たちがやってきた研究成果をまとめ、分かりやすく発表するための努力を惜しみなくやっている姿は、本当によく頑張っているなぁと単純に感心します。下の写真で、カメラに笑顔を向けてくれている生命バイオ分析学科のY君は、とある製薬会社に早々に内定したのですが、彼はバリバリの文系出身でした。入学当初は授業についていけるかどうか・・・なんていう不安で一杯だった学生も、この超氷河期という時代にきちんと内定を獲得し、卒業研究班ではリーダー的な存在として自分の研究を語れるようになったんだなぁと思うと、本当に感無量です。
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世界化学年の幕開けに、資格指導への熱い想いを噛み締める!

今日は年賀状に紛れて、私宛に大きな封筒が届きました。昨年末に更新手続のために受検した嗅覚検査の合格をもって、『臭気判定士』の免状が無事更新されたのです。この資格は、環境関係(悪臭防止)や香料関係(商品開発)の仕事にとって重要な資格ですので、そうした業界を目指す学生が年に一度の試験にチャレンジしています。資格の難易度としては少し高めの資格なので、いかに分かりやすく、そして短期間で勉強できるかということに重点を置いて授業や資格取得対策講座を担当しています。今年度も合格者は出ましたが、更新された免状をしばし眺め、さらに多くの学生に、この免状を手にして欲しいという気持ちを改めて強く持ったすくろーすでした。そして記念にパチリ♪ドラ一郎先生に撮っていただきました。
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てなわけで、世間ではAKB48が大流行ですが、今年はIYC2011が大流行となるよう、微力ですが頑張りたいと思います!そして、最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!

byすくろーす