2011.01.22
化学分析コースの1年生は午後から定性分析実験の仕上げである実技試験を実施しました。今までテキストと見比べながら金属イオンの検出実験を行っていましたが、今回から3回にわたって、何も参考とせずに5種類の金属イオンを検出する実技試験を行います。今日は第1回目とあって、皆緊張というよりどれだけ検出できるか、ひょっとしたら1種類も検出できないかも知れないと言う不安の方が強いようでした。しかし実際に試験を開始してみると、悩みながらも皆試験を着実に実施しているようでした。見ていると悩んではいるのですが、とても楽しそうでした。考え抜いた末に行った操作が想定通りの反応を示したとき、喜びに溢れた笑顔をしており、横で見ていて「あっ、検出できたな!」と直ぐに分かりました。
一番最初に試験を終了したI君に今日の出来を聞いてみると、「自信があるのは3金属で、後は少し自信がありません。でも2回目の試験では全部自信を持てるように勉強してきます」とのことでした。またSさんにも結果を聞いてみると、「3金属は正解でした。でも全て自信があったのですが・・・。次回は全て正解にしてみます」と力強い返事でした。最初の不安はどこかに消し飛び、次回のリベンジに溢れていました。さて次回どれだけリベンジするか楽しみにしていますよ。
さて2年生は卒業研究発表会が迫っており、来週が発表会の予行演習の日ですので、特に発表用のパワーポイントの仕上げに余念がありませんでした。そんな学生達にドラ一郎先生やM井先生は付きっきりで指導していました。しかし特に焦っている様子は見られず、和気藹々とした雰囲気でパソコンに向かってパワーポイントの修正を行っていました。
既にほぼ完成形が出来上がっているので細かな修正に専念しているとのことでした。「余裕だね」との問いかけに、Hさんは「正直なところうまく発表できるか、このパワーポイントで理解してもらえるか不安です」とちょっぴり弱音を見せましたが、「でも先生が細かく指導してくださるので、自信を持って発表に臨みます」と意気込みを見せてくれました。まずは予行演習でどの様な発表内容かを楽しみにしています。ガンバレ!!
by トトロ