2011.01.26
今日は卒業生がお世話になっている求人企業の方をお招きし、在校生に対しご講演いただく「化学実務駅伝」が行われました。
本校学生は日々分析化学を勉強していますが、分析化学の現場はその技術や製品情報を機密にしていることが多いため、実際に社会でどのように分析技術が生かされているのか直接見る機会があまりありません。そこで本校では、実際に分析業界で活躍されている方にお越しいただき、ご講演いただくことで、学生が社会人になったときのイメージを持ちやすくしています。
また、開始から今日まで22社の企業の方にご講演いただいており、本校の学生に心強いエールを送っていただいてます。
今回は2年生 生命バイオ分析学科のK君が内定している医薬品や化粧品の原料を扱われている企業の方にお越しいただきました。分析をする社会人として一番重要なことは、「何事も注意深く観察すること」また、「自分の信念を持って業務に当たること」と言うお話がご講演いただいた中にありました。本校の学生達は、いつもに増して、大きくうなずきながら講演を聴いていました。日頃は教員からの指導を受ける学生ですが、今日は外部の方の話を聞くことができ、今後分析化学者として生きていくための準備が少し整ったことと思います。
そんなご講演をいただいた企業に内定しているK君の夢は、医薬業界で働くことだったのです。
中学時代に野球部で怪我をしたことがきっかけで医薬業界で働きたいという夢ができ、その夢が4月からついに叶うこととなりました。このご講演を聞いた後、K君は、医薬業界に貢献するためこれからもっともっと経験を積み重ねていきたいと言っていました。
byせんぱい