2011.04.28
明日からゴールデンウィークという今日は曇ったり雨が降ったりと、ちょっと薄暗い様子でしたが、学校内は外の様子とは関係なく学生たちの声でとても明るいようでした。
今日は、担当した生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の食品分析化学実験の様子をお伝えします。
テーマは食品中の「糖分の定量」と「ビタミンCの定量」です。
普段、私たちが口にする食品には様々な成分が含まれています。その成分の一つである糖分がどれだけ含まれているのかを「ソモジ‐ネルソン比色法」という方法を用いて吸光度計で測定し調べるという実験です。
調べるもの(試料)は学生たちが調べたいものです。今日実験した学生たちは普段から馴染みのある清涼飲料水を選んだようでした。
実験を進めていく中で試料を薄めていく操作がありますが、どれだけ含まれているか分からないものを、どれだけ薄めればよいのか・・・学生たちは話し合いながら行っていました。
途中、後期から始まる「卒業研究」のことについて、話している場面も見られ、彼らの実験に対する好奇心が垣間見られました。
健康食品やサプリメントでお馴染みの成分の「ビタミンC」を液体クロマトグラフィーと滴定法で定量する実験です。
こちらも試料は学生たちが好きに選んできます。こちらの学生たちはサプリメントを選んだようです。
試料を溶かして両試験を行うのですが・・・溶かすために普段口にする状態のカプセルから中身を出すという、ちょっと不思議な操作をしました。
↑中央にある黄色のものが、カプセルから取り出した物です。
その不思議な光景(?)に彼らは興味津々でした。
お昼休みには、本校の学園祭に相当する今年の分化祭実行員会の会合がありました。(「分析化学」の専門学校の学園祭なので「文」化祭ではなく「分」化祭なのです。)
学生が自分たちで当日までの準備や当日の運営を行います。今日は実行委員長や会計、学外に宣伝するためのポスター作成など、7月9日(土)の当日に向けて役員の決定や役割などの打ち合わせが行われていました。
これから約2か月間、勉強や実験、分化祭と忙しくなりますが、7月9日(土)の当日には大きな花が咲くことでしょう。
今後の彼らの活躍に期待しています。
分化祭は、毎年多くの一般の方にもご来場して頂いております。まだ先の話ではありますが、少しでも興味のある方は是非7月9日(土)の分化祭にお越しください。
by チャッピー
※明日は祝日のため、本校は休校となりますので、ブログの更新はお休みになります。