2011.05.16
今日は全学年について「企業見学会」という行事が実施されました。この行事は、学生たちが様々な企業を訪問し、自分たちが目指す分析化学者がどのような現場で活躍しているのか、また、普段自分たちが学んでいる技術や知識がどのような現場で活かされているのかを見せていただくものです。訪問する企業では本校の卒業生が働いていることも多いため、自分たちの先輩達の活躍っぷりを目の当たりにすることで「自分もこうなりたい」と夢を膨らませたり、「こうなるために頑張ろう!」と士気を高めたりすることができます。
さて、今日アビーが引率を行ったのは、ニプロファーマ(株)。この企業は、「君の元気~は、僕の元気~さ、ファイっ♪」のCMで皆さんにもおなじみの医薬品メーカーです。この企業にお邪魔したのは、2年生と3年生。就職活動まっさかりの彼らにとって、ご説明下さった企業の方は、いわば自分たちの目指す、輝く「プロ」ですから、お話しされる一言一言を聞き漏らすまいと真剣な表情でメモを取っていました。
まずはプロジェクターを使って会社概要をお伺いした後、いよいよ先輩達の活躍のフィールド、品質管理室と製造現場を見学させていただきました。残念ながら、その様子は撮影禁止!ということで、写真をお見せすることはできませんが、学生たちは下の写真のような作業着に着替え、厳重に管理されたクリーンな作業スペースで働く方々の様子を見学させていただくことができました。
そこで目にしたものは、普段学校で使っている様々な分析機器。しかし、医薬品という命を預かる製品作りに関わるだけに、その環境には隅々まで気が配られ、その分野に携わる責任とやりがいの大きさを体感することができる見学でした。残念ながら、卒業生には直接会うことはできませんでしたが、この現場で、日々世界中の人々の健康のために活躍しているのだと考えると、在学中授業を担当したアビーは誇らしさすら感じました。
さて、見学先はニプロファーマ(株)だけではなく、複数の企業にお邪魔いたしました。下の写真は、ヤシノミ洗剤やラカントSなどでおなじみのサラヤ(株)の見学風景。ここももちろん卒業生が活躍中です!
さて、その頃1年生は、というと...もちろん企業見学をしていますが、入学して初めての就職関連行事ということで、スーツ姿もちょっと緊張気味です。1年生は、年内にこの後もまだ3回企業見学会があります。次回までにはもっと分析化学の知識も身についているでしょうし、見学先ではもっと分析化学者の活躍っぷりを間近で見学できるようになります。楽しみにしておいてくださいね。
by アビー