2011.05.18
今日の1時間目は、医療からだ高度分析学科3年生の研究開発実習の時間でした。この授業では、研究開発に必要な考え方、また英語のスキルを身につけることを目的としておりますが、様々な研究分野や研究スタイルを学ぶために、本校の専任講師がどのような研究を行ってきたのか、また研究開発を行う上で大切な事は何か、ということについて週替わりで講義をしてもらっています。
トップバッターのバッテン先生からアビー先生→ぽてと先生と続いたバトンを今週引き継いだのは青ひげ先生。先生は、光合成細菌に含まれるクロロフィルや、高分子を中心とした有機化学を専門に研究をされてこられたということで、その時の苦労話や研究スタイル、またかなり専門的な話までして頂けました。
医療からだ高度分析学科3年生のN君は、「いろんな先生の体験を知ることで、研究開発に対する視野も広がり、自分自身に対してもっと頑張らないといけない!という刺激になる!」ということで、毎回この授業を楽しみにしているそうです。いろんな先生方の研究は、それぞれ分野が異なり、またピンポイントなものもありますが、結果的には私たちの生命を守り、生活を豊かにするために行われていることを、私も改めて感じました。青ひげ先生まで繋いだバトンは次回は私が受け取ります。お楽しみに♪
中の授業が終わると、お昼休みには、来る7月9日(土)に開催される学園祭を企画・運営する学園祭実行委員と自治会役員の中での打ち合わせが行われていました。特に、東日本大震災のあった今年は、「祭」とつくようなイベントは自粛ムードになっている中、本校が学園祭を行う意義、またその核となるコンセプトやテーマについて、学園祭実行委員長のO君と自治会会長のTさんが中心になり、真剣な議論が展開されていました。
奇しくも今年、本校は創立30周年を迎えます。『今こそ、日本分析化学専門学校は、「多くの人の生活と生命を守り、日本復興の一助となる化学者を育てる」ことを新たな方針とし、教職員が一丸となり、その人材育成に全力であたることを誓います。』という本校校長からの「30周年の新たな誓い」にあるように、学生たちもその意志を汲み、これまでの先輩方が築いてきた伝統を大切にしつつも、「自粛するよりも学園祭を行って良かったね」と思われるような内容の学園祭にして欲しいと思いました。
◎校長からのメッセージ全文はコチラです↓
30周年の新たなる誓い→https://www.bunseki.ac.jp/for/parents.html
入学式校長式辞→https://www.bunseki.ac.jp/Principal's%20address2011.pdf
放課後に資料室を覗くと、2年生が後期から始まる卒業研究の進め方について先生を中心に打合せを行っていました。偶然にも、先ほど話題に出ていた青ひげ先生の研究チームが打合せをしており、メンバーには学園祭実行委員長のO君と自治会会長のTさんがいました。
そこで、O君に研究テーマを尋ねると、昨年度の先輩が行った高分子に関する研究を受け継いで行うということでした(写真は昨年度の先輩の卒業論文です)。
卒業研究も、学園祭も先輩たちからのバトンをしっかりと後輩に繋げて欲しいと思いました。ふぁいとぉ!
byすくろーす