2011.07.02
■基礎化学講座
今日は平成23年度一回目の基礎化学講座が行われました。基礎化学講座は普段授業で行われている基礎化学や無機化学、有機化学などの科目に共通する化学の基礎の内容を全15回にわたって勉強する講座です。
本校は分析化学の知識や技術を身に付けて、社会に必要な人材を育成する学校ですが、本校に入学する学生全員が入学時から化学の勉強に精通しているわけではありません。高校生の時に化学の勉強をあまりしていなかった学生もいますし、化学に関連した勉強を高校生のときには不得意と感じていた学生もいます。
しかしながら、そのような学生も本校で化学・生物に関連する分析化学の知識・技術を身に付けて、社会で活躍したいという想いを持って、たくさん入学をして来ます。そのような学生を対象として、授業以外に化学の基礎の勉強をしようというのが、今年度では本日より開講された基礎化学講座なのです。
本日は一回目の講座でしたので、出来るだけゆっくりとそして、質問をしやすい状況で授業を進めました。本日受講をした学生の中で数名は、「今までの授業では分かりにくかった内容を今日の講座の内容により、深く理解することが出来た。」、「他の授業との関連性も理解することが出来て、有効であった」との感想がありました。普段の授業でも基礎の内容から勉強をしていますが、学生個人個人ですんなりと理解できる内容と理解しづらい内容もあったようで、本日の講座が有効に活用出来たようです。あと、14回の講座がありますが、半分は授業の復習、そして半分は授業の予習にあてられます。この講座を受講した学生の満足度が高まるように我々教員は講座に臨んでいきます。
■化学実験技能検定試験
本日は化学実験技能検定も本校で実施をされました。この資格検定試験は1級から準3級まで分かれており、各級で化学実験に関する知識と技術がどこまで身に付けているかの確認を行います。本日、受験した本校の学生に試験終了後に感想を聞きました。多くの学生が今回の試験には自信があったようです。
↑生命バイオ分析学科のNさんは鳥取県出身ですが、この資格試験を受験したのは、自分が持っている知識や技術を検定試験合格という形でアピールしたいと思い受験したそうです。彼女は高校生のころからバイオテクノロジーに興味を持っており、実家からは少し離れた本校で自分の興味を持っているバイオテクノロジーの知識と技術を身に付け、出身地の鳥取県で活かしたいという想いを持っています。
現在も出身地での就職を目指し、就職活動を行っています。
by バッテン