2011.07.09
4月に実行委員会を立ち上げ、準備を着々と進めてきた分化祭(分析化学のお祭)。
今年は東日本大震災が起こり、いつもと違う分化祭。
今だからこそやる分化祭。
化学と名の付く唯一の学校で、何ができるのかを考えた分化祭。
化学の力を信じ、来て頂いた全ての方に、化学の楽しさ・可能性を感じてもらい、元気に笑顔になってもらいたいと思って取り組んだ分化祭。
そして、ついに迎えた分化祭の当日。
分化祭実行委員長の有機テクノロジー学科2年のO君のアナウンスで開始しました。
開始と共に学生のご家族や友人、高校の先生、近隣の方、企業の方、通りすがりの方と、少しずつ来場者も増え、いつの間にか会場は多くの人の熱気で満ち溢れていました。そして、自治会主催の皆が楽しめる実験会、各クラスで考えた化学を使った企画、環境委員会のキャンドル企画にも多くの人が集まり、それぞれの企画を楽しみ、元気になった笑顔も満ち溢れていました。
今回の分化祭では学生と教職員が一丸となり、「化学で笑顔を」を合言葉として、化学を通して元気になって頂けたときに出る笑顔を集める企画も行いました。その1つ1つの笑顔を集めることが、ここから元気を発信できたことにもなり、これからの化学の可能性を示すことにも繋がると思ったからです。
来て頂いた方の笑顔をどれだけ頂けるか、全くの未知数で始めた企画でしたが、皆さんの賛同も頂いてたくさんの笑顔とコメントを集めることができました。集まった笑顔は、その場で校長のかりめろ先生とアビー先生がスライドショーにまとめ、模擬店の会場で放映しました。以下に、頂いたコメントの一部を紹介します。
・初めて来させてもらって、色んな実験などを見ていると、みんなが協力し合って楽しそうに分化祭を過ごしているんだなーと思いました。(15歳)
・おもしろい。化学で心の働きが解き明かせたらおもしろいだろうなーと思います。ハートと化学とか、色と化学とか、参加できて嬉しいです。(39歳)
・知らないことばかりだったのでとても楽しかったです。スーパーボールを作ったり、スライムを作ったり、子供達も楽しんでいました。射的が気に入ったみたいで、大きいてっぽうを家で作ってみます。
・普段当り前に思っていることでも、すごい法則というか自然の摂理がはたらいているんだなぁと思いました。
・盛況ですごいなと思いました。一人一人が笑顔で対応がとてもよかったです。(43歳)
・いろいろたのしかった。(6歳)
・化学って素晴らしい!三色のやつすごかった!写真ありがとうございました!(18歳)
・普通の遊びじゃなくて、実験してるみたいで楽しかった!(11歳)
・全ての実験をさせて頂き、小4の息子が嬉しそうでした。化学の面白さ、ちょっと分かってくれた気がします。ありがとうございました。(39歳)
・化学の知識を一般の方に身近に伝える機会として活用されており、化学関連に勤める者としてありがたく思います。(42歳)
・1回のすすぎで選択できたらエコになるのに!(47歳)
などなど、本当にたくさんの笑顔とコメントを頂きました。
これらのコメントや当日の様子は、Twitterでも紹介しています。
そして、あっと言う間に時間は過ぎ、過去最高の来場者数となった分化祭は終了しました。
全部の片付けが終わったあと、今日頂いた笑顔をまとめたスライドを学生と教職員で鑑賞しました。
今日頂いた笑顔を見て、改めてこれまで自分達がやろうと取り組んだことの結果を知り、テーマに掲げた元気を届けることができたかなと感じた瞬間で、学生も達成感を感じることができたのではないかと思います。
最後には、実行委員長の涙の挨拶で本当に終わった分化祭となりました。
とは言っても、笑顔を集める企画はこれからも続ける予定です。次はどのような笑顔が待っているのでしょうか。楽しみです。
何はともあれ、分化祭に関わった全ての方に言いたいと思います。
笑顔をありがとうございました!
By ぽてと