2011.08.20
夏休みもあとわずかとなってきましたが、宿題や自由研究などは進んでいますか?
まだまだ、暑い日が続きますが水分をしっかり補給してくださいね。
さて、先日予告させていただいたように、今日は梅田ハービスホールにて「青少年のための科学の祭典・サイエンスフェスタ2011」が開催されました。
今年で20年を迎えるこのイベントでは、高校、大学、企業、そして本校のような専門学校が数多くのブースを構えています。この2日間で、子ども達が科学と触れ合い、そして「科学は面白い!」と感じてもらうための機会とし、子どもたちの理科離れを克服し、理科好きの子どもたちを育てることを目的としています。
その中で、本校は「動く!光る!スライム作り」というテーマでブースを展開しました。10時の開催と同時に多くの方々が入場され、あっという間に会場が人であふれていました。本校のブースには今日1日でなんと約350人の方が来られ、大変な盛り上がりを見せました。
子供たちは、真剣に作り方を聞き、スライムを作っていました。自分の好きな色を付け、だんだんと液体が固まる様子に驚いているようでした。また、それにブラックライトを当てることでピカッと光ったのを見て「おぉ!」と歓声が上がったり、「何で?」と不思議に思ったり、パチパチと拍手をしたりと、素直に感動している子どもがとても多く、また、その子供たちの多くが作り終わると、とても楽しそうな笑顔でした。「化学」というと「分からない」、「難しい」などのイメージがありますが、今日のように「楽しみながら化学に触れる」ことで、ちょっとしたことで「化学」を身近に感じられたのではないかと思います。
私たちも皆さんと一緒に感動したり驚いたりという時間を共有でき、とても楽しい1日を過ごすことができました。
今日の実施は私と3人の教員以外に、5人の学生が手伝ってくれました。彼らは来訪いただいた方に丁寧にスライムの作り方をお教えするだけではなく、時には順番待ちの子供たちに対してスライムの見本を持って「動くスライム」の演示実験を行うなど、1日を通して大活躍でした。動くスライムを見た子供たちは「何で動くの?」という疑問を隣にいるお父さんやお母さん、演示している学生に聞いました。このように小さなことでも化学に対して興味を持っていただけたことをきっかけに、「化学は面白い」と感じていただけたらと思います。
会場には約1万5千人もの来場者が来られ、終日大賑わいでした。
ブースは常に順番待ちの長蛇の列ができ、大変な盛り上がりぶりでした。そのため、夕方には学生たちもとても疲れたようでした。ですが、学生たちは「確かに疲れたけど、子供たちと過ごすのは楽しかった。」や「子供たちの驚く反応を見ているのが楽しかった。」など、やりきった感の笑顔が見られました。多くの子どもと触れ合い、化学の面白さを共有したことで、達成感が得られてのだと思います。また、彼ら自身が化学が好きということが伝わってきました。
今日来訪いただいた方の中には、「化学は難しいイメージがある」と言われる方も少なくありませんでした。ですが、今日スライムを作って「楽しかった!」と思った気持を大切にしていただき、今日のことをきっかけに、今後少しずつでも化学の世界に足を踏み入れ、いずれは本校の学生たちのように「化学が好き」になっていただきたいと思います。
本校のブースには子供たちだけでなく、中学生や高校生、大学生の方々など年代を問わず、多くの方が来訪されましたが、その中に韓国の学生さんたちの姿もありました。本校の学生たちと彼らとの間には日本語、英語、韓国語といった様々な言語が交わされていました。本校の学生たちは作り方を英語で一言一言伝えたり、身振り手振りで説明し、「相手に伝えたい」という思いが伝わったのか、最後には韓国の学生さんたちから「写真を撮りたい」という提案が!!
思わぬところで国際交流ができ、本校の学生たちも驚いていましたが、人の出会いは一期一会!!今日の出会いを大切にしてもらいたいと思いました。
「実験は好き、でも、なかなかする機会がない」という方のために、本校では家庭でも手軽にできる実験をHPでご紹介しています。その数約50個!面白い実験がとっても多いので、きっとお試しいただけば、もっともっと化学が好きになること請け合いです。今日お越しいただいた方も、お越しいただいていない方も、ぜひ一度ご覧ください。
→日本分析化学専門学校がお届けする実験集サイト「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験室」:https://www.bunseki.ac.jp/naruhodo/
by チャッピー