2011.08.23
今日は、昨日とは打って変わって暑い日となりました。皆さんは、急な気温の変化で体調など崩されていませんか。
さて、資料室では、2年生の資源分析化学科のNくんが卒業研究で扱う植物について調べものをしていました。
彼は私が担当する卒業研究班の一人です。その研究内容は、河川水をよりきれいにしてくれる植物を探すことです。河川が汚れているように見える理由の一つとして、植物プランクトンが多く発生していることが挙げられます。ではその植物プランクトンが増える原因は何なのか。まず考えられることは、河川水中に植物プランクトンの栄養となる物が多く含まれることです。その栄養分は家庭から排出される生活排水に含まれています。そこで植物にその栄養分を吸収させることで河川に流れ出る栄養分を減少させ、植物プランクトンの増加を抑制することができると考えられるのです。そこで、より良くその栄養分を吸収してくれる植物を見つけることができれば、自然環境をきれいに保つことができるのです。
Nくんは、「より良く栄養を吸収してくれる植物を探し、自然環境を守りたい」と語っていました。
また、2年生の生命バイオ分析学科のKくんも卒業研究の調べものをするために資料室に来ていました。
彼の研究は、塩分に対して耐性のある植物を探すことです。さらには、その植物の塩分に対する耐性を示す部分の遺伝子がどのようになっているのかを解明することを目的としています。
彼らには、今からの準備を活かして、後期から始まる卒業研究を成功させてもらいたいと思います。
by クロス