2011.08.30
本日、学生は明日の道頓堀川水質調査(サンプリング)のための準備を実験室で行っていました。
道頓堀川水質調査は本校の学生で構成される環境委員会が主となり、継続的に実施しているものです。年間に4回行っており、今回で29回目となります。調査・分析する項目は、pH、DO(溶存酸素量)、BOD(生物化学的酸素要求量)、大腸菌群数、濁度などです。これまでのデータについては、本校のHPにて公表しているので興味のある方はご覧ください(https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html)。
さて水質調査に行くために、学生は採水用のポリ容器の洗浄や調査に持っていく器具などを準備していました。
また、明日から始まる分析のための下準備も行っていました。
2年の生命バイオ分析学科のKさんが混ぜているこの液体は、大腸菌群の数を測定するために使うものです。原理としては、この液体が大腸菌の栄養となり、大腸菌がその栄養を消化するときに二酸化炭素を出すので、その二酸化炭素の発生の有無を確認すれば、大腸菌群の数を測定することができるのです。この実験は、試験管を用いるのですが、1本では数を測定できないので15本の試験管を使って分析します。分析する数が多いため、今日のうちに下準備が必要なのです。Kさんは、「みんなと一緒に準備が出来て、とても楽しいです。準備する数は多いかもしれないけど、とても面白いです。明日からも頑張っていきますよ」と語っていました。
道頓堀川水質調査の今後の予定は、
8/31(水)サンプリング
9/1(木)コロニー数カウントによる一般細菌・大腸菌群数の測定
9/2(金)MPN法による大腸菌群数の測定
9/5(月)BOD測定
と続きます。
これらの様子は、このブログ内で紹介されると思いますのでお楽しみに。
by クロス