2011.09.16
1年生の生命バイオ分析学科・医療からだ高度分析学科は今日から定量分析実験が始まりました。1年生の後期は、先日のブログで紹介のありました機器分析実験と定量分析実験を行います。
定量分析実験は、物の中に調べようとする成分が「どれだけ」含まれているのかを分析する実験です。前期に行った、そのなかに「何が含まれているのか」を調べる定性分析と比較して、器具の取り扱い1つにしても緻密な操作が必要になります。今日は、実験に取り組むに当たっての注意事項や、これから行っていく実験の内容についてガイダンスを行いました。
午前中はアビー先生から、安全に実験を行うための注意点等について説明がありました。また、本校は国際規格ISO14001の認証を取得し、環境に配慮した活動を実験のなかでも日常的に行っていますが、その一環として、水の大切さや実験で使用する水(蒸留水・イオン交換水・水道水)の使い分け、実験廃液の発生と環境影響についても説明がありました。
最後の時間は、私あずみより実験の内容についてガイダンスを行いました。実験の内容は、先日のブログで紹介しました鉄の重量分析です。学生時代に苦手意識のあったこの実験を、私が教える側になるとは思いもしませんでしたが、苦手意識を持っていたからこそ、アドバイスできることも多いはず!と今から楽しみです。
昼休みに資料室を覗いてみると、図書委員会の打ち合わせが行われていました。
夏休みまでの期間に、資料室にある図書を調べ直し、その図書名や著者、出版社等を一人ひとりの図書委員が分担を決めてリストアップした資料を、別の委員がチェックする様子が見られました。
図書委員のT君は、『このリストの精度を高めてデータベース化し、さらに充実させたい図書の分野を明確にしていきたい』とのこと。また、同委員のGさんは、『学生が資料室を更に使いやすくするために、探している図書の所在や貸し出し状況が検索しやすいシステムへと、充実させていきたい』とのことでした。
この取り組みは学生自身の考えによる取り組みです。多くの図書のリストアップ等は目に見えない大変さもあると思いますが、学校として、一教員としてバックアップしたい気持ちを更に強くした一時でした。
by あずみ