2011.09.18
毎週、土曜日日曜日に定員20名で実施している化学分析コースに、今週嬉しい成果が届きました。8月末に実施された、3種類の技能講習(酸素欠乏硫化水素危険作業主任者、特定化学物質および四アルキル鉛作業主任者、有機溶剤作業主任者)に参加した学生達に、修了証が届き、みんな受講した技能講習に合格していたのです。
危険物取扱者などの資格試験の場合、日曜日に試験が実施されることが多いですが、この技能講習は平日に実施されるため、平日に仕事を持つ化学分析コースの学生は平日に仕事の都合を付けて受講しないといけないのですが、2年生は3名、1年生も4名、時間をやりくりして受講してきたのです。
1年生の中には3つの講習すべて受講・そして合格できた学生もおり、みんな頑張っていることがうかがえます。修了証を手にした1年生たちに意見を聞いてみると...、3つとも合格したNさんは「取れるときに取ろうと思って」、2つ受講していたO君とK君とK君は異口同音に「確認テストで、ちょっと間違えたところがあって、合格できているかどうか不安でしたけど、合格できていて良かったです」と語っていました。
3つとも合格できたNさんは危険物取扱者など他の資格を、時間の都合で2つしかできなかった学生達も他の資格にチャレンジしつつ、来年には残りの技能講習も修了することを目指して、これから頑張っていくようです。
私もあずみ先生も応援していますよ!!
今日は1年生も2年生も午後から実験の日。
少人数制で実施している化学分析コースでは同じ部屋の中で1年生と2年生が実験を行っていることもあります。今日の1年生の実験中すこし待ち時間があったときに、1年生のM君が2年の卒業研究指導中の私に質問をしてきました。
「先輩達って何の研究しているんですか?卒業研究のテーマってどうやって決めるんですか?今の先輩達はどうやってそのテーマに決まったんですか?」
なぜ急にそんな興味を持ったのか聞いてみると、M君は自分で自営で油脂に関する仕事をしており、できれば自分の扱う油脂について卒業研究してみたいとのことだったのです。
そういえば最近「油脂の酸価の求め方はどうするんですか」とか「過酸化物価ってどうやって求めるんですか」といろいろと質問をしてきていました。どうやらその油脂の製造方法の違いにより結構品質に違いが出ているそうで、それを自分で調べてみたいとのことでした。違いが出る原因については、私も考えられることをいくつか提案してみましたが、確証を得たものではありません。そうなると余計に自分の手で原因究明したくなったのでしょうね。
油脂に関する研究は、M君の希望している内容とは少し方向性は違いますが、昨年も准講師の松井先生が担当されていますし、M君が調べたい内容は本校でも研究可能です。卒業研究はグループで実施しますので、今から同じ研究に取り組んでいくメンバーを募集して、来年は疑問をすべて解消できるように研究に取り組んで下さい。
期待していますよ!!
明日は敬老の日で、学校はお休みです。ブログの更新は次回9/20(火)となります。お楽しみに。
by ドラ一郎