2011.10.17
今日は1年生の機器分析化学実験を担当しました。
機器分析化学実験では熱分析法、赤外分光光度法を初めとした7種類の分析機器の使用方法と分析機器のメカニズム、試料の前処理方法を学びます。
通常、大学生の場合は分析機器を2~3種類修得し卒業をするのですが、本校の学生の場合は1年生の時点で7種類の分析機器を経験します。
このことは本校が大学よりも企業から求人が頂ける大きな要因の一つです。
また、2年生の前期では学生が在籍する学科特有の実験が行われます。この実験において、分析機器の使用技術をもっと修得することになります。
2年生の後期になると卒業研究が行われます。ここでは同じ分析機器を何度も何度も使用することで様々な分析手法を身に付けることとなります。
また、卒業研究は一人で研究をするのではなく、自分と同じようなテーマに興味を持っている学生同士が班を組み、担当教員と研究内容の相談を行い、また研究の進め方も相談をして進めていきます。その中で社会人に取って必要な能力も伸ばすことが出来るのです。
4年制の医療からだ高度分析学科の学生は、2年生の後期には課題研究として生命バイオ分析学科の学生が行っている卒業研究の班の中に入り、半年間で3つのテーマの研究内容を経験し、その経験の中で色々な分析手法を習得するとともに分析機器の使用方法も卒業研究の学生よりも多く学ぶこととなります。この経験は4年生の時の卒業研究に大いに活かされることとなります。
本日、機器分析化学実験で私が指導したOさんは、高校生の頃より食品添加物に興味を持っており、その食品添加物に関する職業に将来就きたいと考えて本校に入学をしました。また、有機テクノロジー学科のHさんはもっと便利な社会になるために、何か新しいものを作る合成の技術を学びたいと考えて、本校に入学をしてきました。
本校には彼女たちの夢や希望を叶えるためのカリキュラムが用意されています。
また、学生の夢を叶えるために我々教員がいます。
by バッテン