2011.11.05
土曜日・日曜日のみ通学して化学分析の知識・技術が修得でき、また平日の学科・コースと同様に卒業も可能(卒業時に取得できる資格も取得可能)な化学分析コース。このコースは、定員20名の少人数制で、キャリアアップやスキルアップ、国家資格の取得、転職などを目的とした社会人や大学生が通学しています。
今日も昼休みには、授業等で分からなかった内容を気軽に質問できる特別基礎質問講座を実施しました。質問の内容は基礎に限らず、応用的な内容でもOK!また、化学分析コースの場合、平日は社会人として働いている学生がほとんどですので、日常の仕事内容についての質問にも対応しています。
今日は1年生のSさんからの質問について紹介します。Sさんは難関国家資格「環境計量士」の資格取得を目的として入学。入学するまで、全く分析化学を学んだことはありませんでした。本校に入学して2ヶ月後から、平日は環境分析の仕事に従事しています。今日は、その仕事内容についての質問を受けました。
Sさんは先日、大阪環境測定分析事業者協会が主催する「共同実験」に参加したようです。
この共同実験を簡単に説明すると、同じ試料を各分析会社がそれぞれの方法で測定、その結果を提出し、後にその会社が満足できる分析結果を与えているか否かを確認することができる共同実験です。Sさんは、排水中の全窒素・全リンの分析に参加したとのこと。
今日の質問内容は、選択した分析方法や試料の希釈倍数、分析操作の進め方などが妥当であったのか、自分が出した分析値が正しい値と比べて偏りのないものであったかを調べる方法などについてでした。
Sさんからは『学校で学んだ器具の取り扱いや、操作方法を一つずつ確実に行い測定したので、しっかりとした分析値が出せていると思います。学校の実験では、限られた時間のなかで、今何をすべきかを考え、行うことができるようになってきたと実感できていて、その経験が今回の共同実験でも大変役に立ちました。』という感想がありました。
入学して半年間、技術だけではなく「考える力」が確実に身に付いていると感じました。入学当初の目的である「環境計量士」の資格取得を目指して、平日の仕事と週末の学校をしっかり両立させてください!応援していますし、これからもサポートしていきます!!
by あずみ