2011.11.09
今日は、後期中間試験の3日目です。試験は明日までですので、もう少しの踏ん張りです。そんな中、お昼休みに試験について話し合っている学生がいました。
↑試験について話し合っている、1年有機テクノロジー学科の学生
お昼休みの前に、私が担当している分析化学の試験がありました。「難しかった?」と聞いてみると、「授業をしっかり聞いていたので出来ました。もしかしたら100点かもしれません」と1年有機テクノロジー学科のSさんが言っていました。また「だから、明日の試験も出来そうな気がします。見ててください」とも言っていました。
↑昼食のおにぎりを見せてくれた1年有機テクノロジー学科のSさん
明日、私が担当している基礎物理の試験があります。分析化学の学校でなぜ物理の勉強をするのかというと、分析のための機器を扱うには、物理の基礎的なことを知っておく必要があるからです。この基礎物理に関しては、本当に基礎的なところから勉強しますので、初めて物理を勉強する人でも理解できる授業内容になっています。Sさんも高校では物理を勉強しなかったとのことです。
では体調など崩すことなく、明日の試験も頑張ってもらいたいところです。
放課後、2年資源分析化学科の数名の学生が、卒業研究について指導教員と打ち合わせをしていました。彼らの班は、河川水を飲めるまできれいにするにはどのようにすればいいのかを考えています。そこで、河川水に含まれる汚れを効率的に吸着してくれる物質を探しているのです。今日の打ち合わせでは、河川水を採水しに行く前に、調査方法や調査をするうえで注意しないといけないことについて話し合っていました。
班員の資源分析化学科のTくんは、「河川水に含まれる窒素やリン、そして有機物を効率的に吸着させる方法を2年生の前期から考えてきました。何度か失敗しましたが、やっと自分の思う吸着物質を探すことができたと思います。あとは、実際の河川水でその吸着の能力を確認するだけです。良い結果が出ることを祈っています」と語っていました。
↑卒業研究の指導教員と打ち合わせをしている2年資源分析化学科のTくん(左)
Tくんは、3年次編入学試験で国立大学法人の神戸大学に合格した学生です。
卒業研究は、良い結果が必ず出るとは言えません。失敗することも多少はあります。しかし、ことわざにもあるように失敗は成功のもとです。この経験が、就職しても、大学に行っても役に立つと思います。それを信じて、頑張ってもらいたいと思います。
by クロス