2011.11.17
後期中間試験が終わって1週間が経ちました。1年の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生は、本日、定量分析実験のレポート日でした。定量分析実験では、水の中に鉄やカルシウムなどがどのくらい含まれているのかを測定する技術を身につけます。実験を終えた後、各自レポートに結果等をまとめ、各担当の先生に提出します。
レポート日では、それまでに提出したレポートを担当の先生に添削してもらい、正式なレポートの提出に先立ち、さらに質の高いものに仕上げていきます。学生の今の力量に合わせて個別指導を受けながら完成に近づけます。内容は勿論のこと、報告書としての体裁まで、きめ細かく指導を受けます。これは、相手に正しく事実を伝える能力の育成とも言えます。彼らが将来企業で仕事をする上で必ず役に立つと思います。
有機テクノロジー学科のSさんは、「前期の基礎化学実験でもレポート日がありましたが、その時の指導のおかげで今回の実験レポートはそれほど修正を受けることなく提出することができました。」と語っていました。
↑レポートの修正をしている有機テクノロジー学科のSさん
今回は、後期初めてのレポート日だったため、前期の事を思い出すために友達と相談しながらレポート作成をしている学生もいました。まさに、切磋琢磨しながら共に一つのレポートを作成していました。
↑相談しながらレポートを作成している資源分析化学科のHくんと有機テクノロジー学科のSさん
今回のレポートの指導をしていて感じたのは、前期の基礎化学実験の指導が活きていると感じました。今回のレポート作成の指導により、さらに成長してもらいと思います
本日、道頓堀川水質調査のために準備を行っていました。
↑道頓堀川水質調査の準備風景
この道頓堀川水質調査も今回で30回を迎えます。この活動は、大阪にある道頓堀川(阪神タイガースが優勝するとファンが飛び込むことや、カーネルサンダー像が引き上げられたことでも全国をにぎわせた川です。)の水質を調べるものですが、
1.一般細菌
2.大腸菌
3.BOD (生物化学的酸素消費量)
4.基礎データ(pH、水温、DO、濁度)
の分析を行います。これを毎年4回、過去合計29回にわたって継続的に実施してきました。(これまでの結果はhttps://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.htmlをご覧ください。)
明日も道頓堀川水質調査のために準備を行います。道頓堀川水質調査のための採水は、今週の土曜日に実施します。その様子は、またこのブログで紹介されると思いますので、楽しみにお待ちください。
by クロス