2011.11.18
昨日のブログにもあるように、第30回道頓堀川水質調査がいよいよ本格的に始まります。この活動は、学生環境委員会によるものであり、大阪にある道頓堀川という公共河川の水質を「飛び込んで泳いで本当に大丈夫なの?」などの視点のモニタリングを平成16年より継続して行ってきました。(過去の結果はこちらをご覧ください。)今回の調査用に川の水を汲むのはいよいよ明日。ここまで継続したからこそ、当日のサンプリングなどにミスがあっては大変です。
そこで、今日は明日のサンプリングに向け、学生間で事前打ち合わせが実施されました。
私が担任をしている学生が出席しているということで、その活動の様子を見ようと打ち合わせの場に赴いたのですが、教室内の光景は、まるで授業。しかし、教壇に立っているのは、先生ではなく、2年生の先輩でした。
先輩からは、明日の集合時間などのスケジュールの最終確認と、首尾よく実験を進めるための役割分担、注意事項の周知をしており、学生たちは真剣にメモを取っていました。実はこのような入念な事前打ち合わせは今年度から。しかも、この実施は学生からの提案で行っているのです。かつ、終わった後の反省会の実施については昨年度から今はもう卒業してしまった先輩の提案で実施されており(反省会の提案のお話しはこちらをご覧ください。)、この環境委員会の活動は、学生自身の「もっと充実した活動に」「もっと正確なデータを!」という思いで、どんどん進化しているのです。
名実ともに『学生主体の委員会活動』が実現した今、これが後輩たちにずっと継承されてほしいものです。
というわけで、次世代を担う1年生にちょこっとインタビューしてみました。下の写真で満面の笑みで答えてくれたのは、有機テクノロジー学科1年のSさんと、資源分析化学科のMさん。
Sさんに明日は何を担当するの?と問うと、「BOD (生物化学的酸素消費量)の測定です。明日同時に行う細菌学的については前回に参加した時経験したので、まだやったことが無いことをやってみたいので。2年生になって活動に参加するとき、『初めてです』とは言いたくないですしね」そしてMさんに明日に向けて意気込みを一言!と振ると、「私は敢えて前回と同じ実験に参加します。前回失敗してしまったからこそ明日はリベンジ!本気で結果を出しに行きますよ!」と頼もしい回答をしてくれました。
環境委員会はまだまだ進化の発展途上。そんな可能性を感じた昼下がりでした。明日のブログでは、実際の彼らの活躍の様子が報告されると思います。お楽しみに!
byアビー