2011.11.25
本日は後期の中間追再試験期間の最終日。教室では受験する学生の姿がちらほら見受けられますが、通常の校舎の様子と比べれば、すっかり静まり返った学校になります。
ところが、この部屋だけは違います。資料室には、多くの2年生が登校していました。理由は、卒業研究です。
実験が始まるまでは、実験に使う試薬や方法などをメンバーで話し合い、計画を立てることに集中していました。そして後期に入り、卒業研究の実験が本格的に始動すると、多くの実験結果が出てくるため、今度はこの結果をまとめ、最後に控えている卒業研究発表会で発表する準備をしなくてはいけません。
そこでは、自分達で出したデータを分かりやすいスライドで、分かりやすい言葉でどれだけ発表できるかがポイントになってきます。とは言っても、いきなり本番をむかえるのは大変です。その前段階として、卒業研究の中間発表会があります。そこで、新たな問題点を発見して、今後の方針の修正をしていきます。
前置きが長くなりましたが、今日登校して来ている2年生のほとんどが、その中間発表会の準備で来ていました。それぞれの担当の先生と打ち合わせをするグループもあれば、先生からの赤ペンチェックが入って返ってきた文章を修正するグループもありました。他にも、発表用のスライドの最終調整を行い、発表用の原稿を見直すグループなど、それぞれの課題に取り組んでいました。
上の写真の2年生、有機テクノロジー学科のTくんは、「河川の浄化に関する研究をしています。今日は、先生と実験についてじっくりと話ができて良かったです。発表まであと少しですが、全力尽くします!」と、意気込みを語ってくれました。
一方で、下の写真の2年生、生命バイオ分析学科Aくんは、「見て下さい。これ。文章が赤くなって返ってきました。ちょっとでも分かりやすいものにしたいので、今から修正します。」と、こちらも先生のチェックと闘っていました。
このようなチェックを受けることで、少しずつ文章力が身に付き、表現方法も分かってくるようになります。この経験を通して、また一歩成長してもらいたいと思う、私ぽてとでした。
By ぽてと