2011.12.10
週末(土曜日・日曜日)だけの通学で化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も取得できる)化学分析コース。このコースは、定員20名の少人数制で、転職や再就職、難関国家資格の取得、技術職へのキャリアアップ、現職でのスキルアップ等を目的とした社会人や大学生が、全国各地から通学しています。
先週のブログで紹介しましたように、化学分析コースの学生達は登校する週末の2日間という時間を最大限に活用しようとしています。それは昼休みや放課後に限った話ではありません。授業の開始前にも、有志の学生が集まって「朝の勉強会」が実施されています。
ここでは、主に国家資格の受験対策を行っていますが、今日は危険物取扱者の問題演習と質問応答です。本校の実験では色々な化学薬品を使用しますが、消防法で規定されている危険物も少なくありません。その薬品の性質や保管方法、事故の予防方法、事故発生時の対処方法など、危険物取扱者の学習内容から、広範な知識を身に付けることができます。この知識は化学分析の実務を行う上でも不可欠で、求人企業からも学生の取得が望まれている資格の1つです。危険物取扱者には、難易度の順に甲種・乙種・丙種と3つの種類があり、さらに乙種は物質の性質によって第1類~第6類に分類されています。
既に、乙種は全類について資格を取得しているK君(写真右側)は、「(本校では)1年次の単位を取得すると甲種危険物取扱者の受験資格が得られるので、少しずつ勉強して1回で合格したい。」と、入学前に乙種第4類の資格を取得しているT君(写真左側)は、「過去に勉強した内容でも、忘れていることが多くて、この朝の勉強会が良い復習になっています。私も甲種危険物取扱者の試験に向けて頑張ります。」とのことです。
危険物取扱者の資格取得に向けた学習は、分析化学者として必ず役に立ちます。先ずは、甲種危険物取扱者の資格取得に向けてガンバリマショウ!
by あずみ